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航空測量業界初 アジア航測がSAFで自社双発機を運航
ユーグレナ社の「サステオ」を使用し持続可能な社会づくりにむけた取り組みを始動
アジア航測株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 畠山 仁、以下「アジア航測」)と、株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲 充、以下「ユーグレナ社」)は、アジア航測が保有・運航する低翼ターボプロップ双発機(テキストロン・アビエーション式C90GTi型 登録番号: JA81AJ 愛称 あおたか)に、ユーグレナ社の製造・販売するSAF(バイオジェット燃料)「サステオ」(以下「SAF」)を使用し、本日フライトを実施したことをお知らせします。
本フライトは、大阪・八尾空港を発着地とし、小豆島上空を周回して、約60分間の飛行となりました。 アジア航測保有のJA81AJ「あおたか」
SAFを使用したフライト 「あおたか」機体
アジア航測は、地球規模の気候変動による影響に対して「SDGs経営」を掲げ、空間情報コンサルタントとして航空機を活用した撮影や計測、解析等による情報提供、広域のモニタリングを通じた環境負荷低減支援等の事業を軸に、持続可能な社会づくりへの貢献やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進しています。2012年に航空測量業界で初めて「エコ・ファースト制度」の認定を受け、2021年に自社運航機へのSAF利用に取り組むことを宣言しました。変革を恐れず前進する経営理念のもと、「エコ・ファースト制度」認定企業の責務として、SAFの導入による航空燃料由来のCO2削減を目指しています。今回はその宣言を実現する第一歩として、ユーグレナ社のSAFを使用したフライトを実施しました。航空測量業界におけるSAFの使用は、日本国内で初となります。
ユーグレナ社のSAF「サステオ」 給油の様子
今回のフライトで使用したSAFは、原料に使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)由来の油脂を使用し、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントのBICプロセスにて製造、外部検査機関によるASTM D7566 Annex6規格への適合検査に合格したものを既存石油系ジェット燃料と混合した、環境負荷の低い燃料です。「サステオ」は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出しますが、使用済みの食用油の原材料である植物も、微細藻類ユーグレナも、成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。
なお、今回供給された燃料は、ユーグレナ社が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業である「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築、微細藻類基盤技術開発」の採択を受けたものです。
アジア航測とユーグレナ社は、SAFの製造、調達、使用拡大などそれぞれの事業領域で今後も挑戦を続け、地球規模の気候変動による影響緩和に向けた取り組みを推進してまいります。
詳細はプレスリリースをご覧ください。
■ プレスリリース
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