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SAFによる「森林資源計測業務(岩手県遠野市受託案件)」および調布飛行場”初”の運航実施

~ユーグレナ社「サステオ」継続利用~

当社は、株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充氏、以下「ユーグレナ社」)の製造・販売するバイオジェット燃料(以下「SAF」)「サステオ※」を使用した3度目のフライトを行いました。


SAF燃料でのフライトは、東京都の運営する調布飛行場では今回が初となります。


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アジア航測保有のJA12AJ給油の様子(石野礦油株式会社による給油)


当社は、これまで2022年3月6月、2度のSAF利用に関する燃料管理や給油、点検等における作業手順や安全管理に関するオペレーションを確認してきました。SAFを使用した運航はこれで3度目となり、今後さらに航空測量でのSAF利用によりCO2排出削減に向けた対応を進め、長期的には全ての受託業務において定常的にSAFを利用することを目指しています。


今回(2022年7月31日)のフライトは、アジア航測の受託業務においても初のSAF利用で、岩手県遠野市の「森林資源計測業務」の一環として、同市のご理解とご協力を得て実現したものです。当該業務は、森林のレーザ計測や航空写真撮影によって、遠野市内の森林情報(樹高や樹種など)を取得し、森林資源解析による森林情報の見える化と、森林の適正な維持管理のための「森林情報データベース」の作成を目的としています。


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森林が適正に維持管理されることで、健全な森林によるCO2吸収量の増加が期待できますが、従来のジェット燃料によるレーザ測量では、飛行によって大気中へのCO2排出を増やしてしまう側面がありました。当該業務では、レーザ測量の航空燃料にSAFを導入することによる、CO2排出削減を目指す最初の取り組みになりました。


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アジア航測は今後も航空レーザ計測等のリモートセンシング技術により、CO2吸収源である森林の情報を計測・解析することで持続可能な森林管理に貢献し、ユーグレナ社はバイオ燃料「サステオ」の普及を進めつつ、航空業界全体でのカーボンニュートラルの推進をアジア航測と共に進めていきます。



※サステオ 

ユーグレナ社のSAF「サステオ」は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出しますが、使用済みの食用油の原材料である植物も、微細藻類ユーグレナも、成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなり、カーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。


※アジア航測の森林計測技術 樹木頂点抽出手法(特許第4279894 号)・レーザ林相図 (特許第5592855号)・赤色立体地図(特許第4272146号など)

キャプチャ



■プレスリリース(PDF・885KB)

■外部リンク

   株式会社ユーグレナ https://euglena.jp

 SAFによる「森林資源計測業務(岩手県遠野市受託案件)」および調布飛行場”初”の運航実施 ユーグレナ社のバイオジェット燃料「サステオ」継続利用|ユーグレナ https://www.euglena.jp/news/20220802-2/



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