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超小型衛星「ほどよし1号機」の地球撮影実験公募に係る特定実験事業者決定について

アジア航測株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小川紀一朗)は、「超小型衛星『ほどよし1号機』の地球撮影実験提案」公募に係る特定実験事業者に選定されました。 本発表は、株式会社アクセルスペースより本日行われました。

  • 超小型衛星「ほどよし1号機」について

「ほどよし1号機」は、2010年4月より開始した最先端研究開発支援プログラム「日本発『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」プロジェクトで開発された最初の衛星です。
本プロジェクトの目的は、東京大学大学院工学系研究科・中須賀真一教授を中心とし多くの大学研究者・企業の方々と連携することで、日本の強みである「超小型衛星」の技術力をさらに強化し、また大学・高専・企業がそれぞれの強みで参加できるオールジャパンの研究開発利用体制を構築することで、超小型衛星分野 における日本の、世界一の地位を確実なものとすることです。
「ほどよし1号機」は、東京大学からの研究委託を受けた次世代宇宙システム技術研究組合が中心となり、株式会社アクセルスペースの協力のもと、開発を行っています。本衛星は、一辺60cm以内の立方体、重量60kg以下の超小型の光学リモートセンシング衛星で、地球観測をミッションとします。同サイズの衛星としては世界で最も高い地上分解能になる予定です。本衛星の仕様等の詳細は別紙をご参照ください。

 

  • 「超小型衛星『ほどよし1号機』地球撮影実験」について

本プロジェクトでは、「ほどよし1号機」から取得した地球観測データを公開することにより、多くの研究機関や企業あるいは研究者に対し、このデータを用いた実験を推進しようとしています。衛星がどのタイミングでどの地点の写真を撮るか(いわゆる「シャッター権」)に関しては、将来のビジネスにつながる魅力的な実験計画を提案した組織に与えることとし、2011年8月1日から公募を開始しました。本公募は「ほどよし1号 機」の利用開拓を担当している株式会社アクセルスペースを通じて行われました。
撮影実験は、「ほどよし1号機」打ち上げ後、定常的な観測が可能となり次第、開始する予定です。

 
 当社は、「ほどよし1号機」から取得した地球観測データが、防災・環境をはじめとした空間情報コンサルティング事業を行う上での重要情報になると期待し ています。本撮影実験により、超小型衛星の特長、優位性を引き出し、これらの活用検証を行います。さらには、地図生成技術等への新たな利用を試み、「安全・安心で豊かな暮らし」の実現に向けた事業展開を推進していくことを考えております。

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