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「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」災害状況(2008年6月14日)

平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震
(2008年6月21日更新 ver.3.0)
崩壊・地すべり等判読図荒砥沢ダム上流地すべりの地形変化垂直写真を追加しました。

 平成20年6月14日午前8時43分、岩手県南部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、宮城県栗原市や岩手県奥州市で震度6強のゆれが観測され、その後も余震が発生しています。この地震により各地で大きな被害が生じ、人的被害も発生しました。本災害により、亡くなられた方には哀悼の意を表しますと共に、被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。アジア航測では災害実態の把握や、防災対策検討のために、6月14~16日に緊急撮影(アナログ/DMC)を行いました。以下にその一部を紹介いたします。
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平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 斜め写真
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 垂直写真
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 DMC(デジタル航空カメラ) 
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 崩壊・地すべり等判読図
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 荒砥沢ダム上流地すべりの地形変化
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 GoogleEarthによる情報提供
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震|防災関連情報|アジア航測株式会社 標定図
■斜め写真 2008年6月14~15日撮影    括弧内の青文字は標定図(図-1~3)の番号に対応
写真-1 石淵ダム下流右岸の崩壊 写真-1 石淵ダム下流右岸の崩壊(P-07)   
写真-2 胆沢川に合流する尿前沢沿いの崩壊 写真-2 胆沢川に合流する尿前沢沿いの崩壊(P-09)   
写真-3 磐井川左岸の河岸段丘の崩落 写真-3 磐井川左岸の河岸段丘の崩落(P-27)
 一関市本寺地区   
写真-4 栗駒ダム上流(冷沢)の地すべり 写真-4 栗駒ダム上流(冷沢)の地すべり(P-29)
 栗原市(旧栗駒町)耕英南地区  渓流の両岸で地すべりが生じている。
写真-5 栗駒ダム上流(冷沢)の地すべり(写真-4を南側から望む) 写真-5 栗駒ダム上流(冷沢)の地すべり(写真-4を南側から望む)(P-33.)
 栗原市(旧栗駒町)耕英南地区   
写真-6 栗駒ダム上流(御沢右岸)の地すべり 写真-6 栗駒ダム上流(御沢右岸)の地すべり(P-34)
 写真-5の下流部  上流から下流を望む。地すべりで生じた土塊による河道閉塞。
写真-7 栗駒ダム上流(御沢右岸)の地すべり 写真-7 栗駒ダム上流(御沢右岸)の地すべり(P-36)
 写真-6の上部に写っているすべりを北側正面から望む   
写真-8 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり 写真-8 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり(P-49)
 栗原市(旧栗駒町)文字地区   
写真-9 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり 写真-9 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり(P-50)
 栗原市(旧栗駒町)文字地区   
■垂直写真     写真標定図は図-4

■花山ダム上流     

垂直写真-1 花山ダム上流、迫川流域の垂直写真 垂直写真-1 花山ダム上流、迫川流域の垂直写真(C11-8061)
 写真中の枠部分のステレオ写真をステレオ写真-1およびステレオ写真-2に示す。
ステレオ写真-1 ステレオ写真-1 
 位置図は垂直写真-1に示す。    
ステレオ写真-2 ステレオ写真-2 
 位置図は垂直写真-1に示す。    

■駒の湯    

垂直写真-2 駒の湯上流部の崩壊 垂直写真-2 駒の湯上流部の崩壊(C13-0301)
 写真中央付近のステレオ写真をステレオ写真-3に示す。   
ステレオ写真-3 ステレオ写真-3 
 垂直写真-2中央付近。  駒の湯上流部(ドゾウ沢源流部)の崩壊
 ドゾウ沢の源流部で発生した崩壊は、対岸斜面を駆け上がりながら下流(写真下側,東)に向かって流下している。
 崩壊地のすぐ下流側に位置している雪渓には、土石流から舞い上がった"しぶき"のあとが残っている(雪渓の拡大写真へ)。
垂直写真-3 駒の湯周辺 垂直写真-3 駒の湯周辺(C12-0447)
 (写真左手が上流側)  被災箇所の対岸では地すべりが発生しており、土石流の流下を支障している。
■DMC(デジタル航空カメラ) 2008年6月15日撮影      評定図は図-5
DMC-1 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり DMC-1 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり  頭部滑落崖~右側端部付近
 フル解像度(9cm/pixel)のjpgファイルはこちらからダウンロードできます(zip圧縮:20MB)。

 滑落崖上部の道路や山腹に多数の開口亀裂が生じていることが確認できる。
DMC-2 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり DMC-2 荒砥沢ダム上流部の大規模地すべり 移動土塊中央部付近
 フル解像度(9cm/pixel)のjpgファイルはこちらからダウンロードできます(zip圧縮:20MB)。
DMC-3 モザイク画像
pdfファイル:3.5MB
DMC-3 モザイク画像 荒砥沢ダム上流部。DMCで撮影した画像をモザイク処理したものです。原画像では、1画素9cm相当ですが、本PDFでは、1画素2.5m相当となっています。使用した標高データは、ステレオマッチングにより、10m以下のメッシュ間隔で作成しました。
■崩壊・地すべり等判読図(暫定版)  
崩壊・地すべり等判読図 崩壊・地すべり等判読図 
   2008年6月15~16日に撮影した垂直写真の判読により崩壊・地すべり等判読図を作成しました。判読面積は約740km^2です。
 判読結果は1:25,000地形図上に移写した後、GISデータとして整理しました。このGISデータを用い、各種解析を行うこともできます。
5万分の1 崩壊・地すべり等判読図 ダウンロード 5万分の1 崩壊・地すべり等判読図 ダウンロード 
   下のリンクより5万分の1崩壊・地すべり等判読図をダウンロードすることができます。判読図の図割は左の索引図をご参照ください。。
【図面ダウンロード】
 jpgファイル:1.7MB

 ・判読図1
 ・判読図2
 ・判読図3
 ・判読図4
 ・判読図5
■荒砥沢ダム上流地すべりの地形変化  
荒砥沢ダム上流地すべりの地形変化
pdfファイル:7MB
荒砥沢ダム上流地すべりの地形変化 
   荒砥沢ダム上流部の地すべりについて、地震前後の標高データを用い地形変化の抽出を行いました。 
荒砥沢ダム上流地すべり 鳥瞰図 荒砥沢ダム上流地すべり 鳥瞰図 
   DMC画像および標高データを用いた鳥瞰図
 ・その2
 ・その3
■GoogleEarthによる情報提供
GoogleEarthによる情報提供 GoogleEarthによる情報提供 
  GoogleEarthで、アジア航測が実施した垂直写真およびDMC撮影測線、斜め写真を閲覧することができます。
GoogleEarthがインストールされているPCで以下のkmzファイルを開いてください。

→測線・斜め写真kmzファイル(20080617版)
 斜め写真のカメラアイコンをダブルクリックすることで写真を閲覧することができます。
GoogleEarthによる情報提供  - 赤色立体地図追加 - GoogleEarthによる情報提供 
 - 赤色立体地図追加 -  GoogleEarthに数値地図(標高)50mメッシュから作成した赤色立体地図を追加しました。
GoogleEarthがインストールされているPCで以下のkmzファイルを開いてください。

→測線・斜め写真kmzファイル(20080618版)
 赤色立体地図はデータサイズが大きいため、表示が遅い場合には赤色立体地図のレイヤを非表示にしてください。
■標定図
図-1 斜め写真標定図(2008年6月14~15日撮影) 図-1 斜め写真標定図(2008年6月14~15日撮影)
 背景の地形図は国土地理院発行の1/25,000地形図「石淵ダム」「焼石岳」「供養塚」「真湯温泉」「高檜能山」「古戸」を使用した。 宮城県栗原市~一関市を中心に撮影した。黄色枠は本ページで紹介した空中写真の位置。

この地区のその他の斜め写真はこちら (pdf:34MB)
図-2 斜め写真標定図(2008年6月14~15日撮影) 図-2 斜め写真標定図(2008年6月14~15日撮影)
 背景の地形図は国土地理院発行の1/25,000地形図「本寺」「平泉」「高檜能山」「古戸」を使用した。 宮城県栗原市~一関市を中心に撮影した。黄色枠は本ページで紹介した空中写真の位置。

この地区のその他の斜め写真はこちら( pdf:9MB)
図-3 斜め写真標定図(2008年6月14~15日撮影) 図-3 斜め写真標定図(2008年6月14~15日撮影)
 背景の地形図は国土地理院発行の1/25,000地形図「栗駒山」「本寺」「切留」「沼倉」を使用した。 宮城県栗原市~一関市を中心に撮影した。黄色枠は本ページで紹介した空中写真の位置。

この地区のその他の斜め写真はこちら (pdf:47MB)
図-4 写真標定図(2008年6月15~16日撮影) 図-4 写真標定図(2008年6月15~16日撮影)
 背景には国土地理院発行の1/200,000地勢図「新庄」「一関」および数値地図50mメッシュ(標高)から作成した赤色立体地図を使用した。 宮城県栗原市~一関市を中心に撮影した。

 ■ 撮影方法: アナログPOS撮影(カラー撮影)
 ■ 撮影縮尺:1/10,000

本ページに掲載した垂直写真-1の位置を黄色枠で示した。
図-5 DMC標定図(2008年6月15日撮影) 図-5 DMC標定図(2008年6月15日撮影)
 荒砥沢ダム周辺を中心に撮影した。背景の地形図は国土地理院発行の1/50,000地形図「水沢」「一関」を使用。 図-1の位置を白枠で示す。本ページで掲載した画像の位置を赤丸で示した。
図-6 航空レーザ計測計画範囲 図-6 航空レーザ計測計画範囲
航空レーザ計測計画範囲を更新しました。

悪天候等により計測が遅れており、ご迷惑をおかけしております。 
■ 本ページについて

このページでは、弊社による自主撮影結果を掲載しております。現在の状況把握や今後の防災対応等の資料としてご活用いただき、現地の復旧にお役に立てれば幸いです。

本ページで紹介している画像は、撮影した斜め空中写真の一部を、サイズを縮小して掲載しています。斜め空中写真のオリジナル画像やデータに関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

【お問い合わせ先】

■報道関係の方はこちらへ

 アジア航測株式会社 経営企画部 TEL:044-969-7290
           E-mail:service@ajiko.co.jp

■行政・研究機関・企業のお客様ははこちらへ

 アジア航測株式会社 営業統括部
   〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1‐2‐2 新百合トウェンティワン
   TEL:044-969-7549 FAX:044-951-3259
   E-mail:service@ajiko.co.jp

■ 当ページ掲載写真の二次利用について

下記の要領で、災害写真の使用許諾申請書をFAX、郵便、または電子メールにてお送りください。
審査のうえ、許可書をお送りいたします。

  • 使用の目的・形態によって使用料金を申し受ける場合がございます。
  • 無許可もしくは申請の内容に違反した場合には、許諾の取り消しや損害賠償を請求することがございます。
  • 使用の際、必ず「撮影:アジア航測(株)」と明記してください。
  • 使用した形態(現物、コピー、写真、ホームページアドレスなど)が分かるものをアジア航測に送付ください。

※弊社ホームページ掲載画像以外の高解像度データまたは焼き増しした写真をご提供する場合は別料金となります。

【送付先】

アジア航測株式会社 営業統括部(災害写真担当)
〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合トウェンティワン
  FAX:044-951-3259
  E-mail:service@ajiko.co.jp

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