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「門島地すべり」（浜松市天竜区春野町杉）災害状況（2013年4月）

「門島地すべり」（浜松市天竜区春野町杉）災害状況（2013年4月）

2013年4月23日に静岡県浜松市天竜区春野町杉において地すべりが発生しました。
アジア航測では、この災害に対して被災地の緊急撮影を実施いたしました。
得られた情報は随時ホームページ上で公開して参ります。弊社技術が、現地の詳細解明ならびに二次災害の抑制に少しでもお役に立てれば幸いです。

更新日：2013年5月2日 ver 1.10

更新履歴
 ホームページ災害写真の二次利用について
 著作権について
 免責事項

■現地状況　2013年4月28日撮影（撮影およびコメント：総合研究所千葉達朗）
浜松市天竜区春野町杉地区で発生した地すべりの状況を、立ち入り禁止区域外の国道上から撮影した写真を示します。現地調査の報告ではなく、遠望観察での感想です。図および写真をクリックすると拡大できます。
	図1.1　周辺の赤色立体鳥瞰図今回の地すべり発生域が、背後に見える稜線付近で発生した地すべり移動域（河岸段丘状）の縁で、川の蛇行による攻撃斜面でもあることがわかります。（図中央部） ※ 国土地理院の数値地図10mメッシュを使用して作成
	写真1.1　地すべり現場の全景段丘と川との高度差は約150ｍ、傾斜は約50度。高くて急な地すべりです。崩壊した斜面の下部は崖錐状になっています。この土砂の一部は河川を堰き止め、湛水域を生じさせていますが、すでに越流しています。重機は迂回河道掘削用です。
	写真1.2　最上部の滑落崖部分最大傾斜方向に平行な筋が目立ちます。やや白い平滑面のうちのいくつかはすべり面と考えられます。
	写真1.3　最上部の滑落崖部分の拡大茶畑に生じた段差の下方に、オープンクラックが認められます。黒っぽく見える岩塊は相対的に安定しています。周辺の崩壊が進行し、徐々に不安定化しつつあるようです。
	写真1.4　上流側からみた崩壊地堰き止めによって生じた小規模な湛水域が認められます。

■斜め空中写真　　2013年4月25日、27日撮影
4月25日および27日に自主撮影した斜め空中写真を掲載いたします。
	写真2.1　地すべり全景（撮影番号：_YD81500）撮影日：4月25日撮影時間：16：16 地すべりは、旧地すべりによる段丘面の縁で発生しており、松川の蛇行による攻撃斜面となっている。
	写真2.2　地すべり斜面（撮影番号：_YD81505）撮影日：4月25日撮影時間：16：16 崩壊斜面の西側および東側上部の茶畑にクラックが確認できる。崩土は河道部で停止しており、対岸側の茶畑までは到達していない。
	写真2.3　湛水の状況（撮影番号：_YD81532）撮影日：4月25日撮影時間：16：19 崩壊土砂により上流側に湛水域が生じている。バイパス水路が完成している。
	写真2.4　地すべり全景（撮影番号：_YD81592）撮影日：4月27日撮影時間：11：32 写真2.1と比較して東側斜面が大きく崩落している。斜面の西側上部も小規模に拡大している。
	写真2.5　地すべり斜面（撮影番号：_YD81554）撮影日：4月27日撮影時間：11：28 東側斜面の崩土は、斜面中腹に多くが残存している。河道閉塞部の長さは写真2.2と比較して大きく変わっていない。
	写真2.6　湛水の状況（撮影番号：_YD81584）撮影日：4月27日撮影時間：11：31 写真2.3と比較し、湛水位は大きく変化していない。河道閉塞部の左岸側には越流が確認できる。

■ 更新履歴

2013/05/01 公開
2013/05/02 斜め写真コメント記載および写真一部差換え

■ 本ページについて

このページでは、弊社による自主撮影結果を掲載しております。現在の状況把握や今後の防災対応等の資料としてご活用いただき、現地の復旧にお役に立てれば幸いです。

本ページで紹介している画像は、撮影した斜め空中写真の一部を、サイズを縮小して掲載しています。斜め空中写真のオリジナル画像やデータに関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

【お問い合わせ先】

アジア航測株式会社　営業統括部（災害写真担当）
〒215-0004　神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合トウェンティワン
　　FAX:044-951-3259
　　E-mail:service@ajiko.co.jp

■ 当ページ掲載写真の二次利用について

下記の要領で、災害写真の使用許諾申請書をFAX、郵便、または電子メールにてお送りください。
審査のうえ、許可書をお送りいたします。

使用の目的・形態によって使用料金を申し受ける場合がございます。
無許可もしくは申請の内容に違反した場合には、許諾の取り消しや損害賠償を請求することがございます。
使用の際、必ず「撮影：アジア航測（株）」と明記してください。
使用した形態（現物、コピー、写真、ホームページアドレスなど）が分かるようなものをアジア航測に送付ください。

※弊社ホームページ掲載画像以外の高解像度データまたは焼き増しした写真をご提供する場合は別料金となります。

災害写真の使用許諾申請書をFAX、郵便、または電子メールにてお送りください。

【送付先】

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本ページで公開している文書および画像の著作権は、すべてアジア航測株式会社に帰属します。本ページで得られた情報について許可なく、転載、販売、出版、公開をしないでください

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弊社では、本ページの作成にあたり、細心の注意を払い正確な情報提供を心がけておりますが、その内容の正確性・妥当性については一切責任を負いません。掲載されている情報の内容が明らかに間違っている場合は、訂正・削除致しますのでご連絡ください。

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■現地状況　2013年4月28日撮影（撮影およびコメント：総合研究所千葉達朗）
浜松市天竜区春野町杉地区で発生した地すべりの状況を、立ち入り禁止区域外の国道上から撮影した写真を示します。現地調査の報告ではなく、遠望観察での感想です。図および写真をクリックすると拡大できます。
	図1.1　周辺の赤色立体鳥瞰図今回の地すべり発生域が、背後に見える稜線付近で発生した地すべり移動域（河岸段丘状）の縁で、川の蛇行による攻撃斜面でもあることがわかります。（図中央部） ※ 国土地理院の数値地図10mメッシュを使用して作成
	写真1.1　地すべり現場の全景段丘と川との高度差は約150ｍ、傾斜は約50度。高くて急な地すべりです。崩壊した斜面の下部は崖錐状になっています。この土砂の一部は河川を堰き止め、湛水域を生じさせていますが、すでに越流しています。重機は迂回河道掘削用です。
	写真1.2　最上部の滑落崖部分最大傾斜方向に平行な筋が目立ちます。やや白い平滑面のうちのいくつかはすべり面と考えられます。
	写真1.3　最上部の滑落崖部分の拡大茶畑に生じた段差の下方に、オープンクラックが認められます。黒っぽく見える岩塊は相対的に安定しています。周辺の崩壊が進行し、徐々に不安定化しつつあるようです。
	写真1.4　上流側からみた崩壊地堰き止めによって生じた小規模な湛水域が認められます。

■斜め空中写真　　2013年4月25日、27日撮影
4月25日および27日に自主撮影した斜め空中写真を掲載いたします。
	写真2.1　地すべり全景（撮影番号：_YD81500）撮影日：4月25日撮影時間：16：16 地すべりは、旧地すべりによる段丘面の縁で発生しており、松川の蛇行による攻撃斜面となっている。
	写真2.2　地すべり斜面（撮影番号：_YD81505）撮影日：4月25日撮影時間：16：16 崩壊斜面の西側および東側上部の茶畑にクラックが確認できる。崩土は河道部で停止しており、対岸側の茶畑までは到達していない。
	写真2.3　湛水の状況（撮影番号：_YD81532）撮影日：4月25日撮影時間：16：19 崩壊土砂により上流側に湛水域が生じている。バイパス水路が完成している。
	写真2.4　地すべり全景（撮影番号：_YD81592）撮影日：4月27日撮影時間：11：32 写真2.1と比較して東側斜面が大きく崩落している。斜面の西側上部も小規模に拡大している。
	写真2.5　地すべり斜面（撮影番号：_YD81554）撮影日：4月27日撮影時間：11：28 東側斜面の崩土は、斜面中腹に多くが残存している。河道閉塞部の長さは写真2.2と比較して大きく変わっていない。
	写真2.6　湛水の状況（撮影番号：_YD81584）撮影日：4月27日撮影時間：11：31 写真2.3と比較し、湛水位は大きく変化していない。河道閉塞部の左岸側には越流が確認できる。

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