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「大型ヘリコプターによる応急対策工事に必要な資機材の輸送実証試験」を行いました
防災の日の9月1日に、熊本県球磨郡水上村の市房ダム管理地内において、川辺川ダム砂防事務所及び九州技術事務所と連携し、大規模土砂災害発生時の「応急対策工事に必要な資機材の輸送実証試験」が開催されました。この実証試験は、九州地方整備局及び管内全事務所が同日に行った防災訓練「南海トラフ巨大地震・津波災害を想定した対応訓練」の一部として行われました。
訓練の内容は、大規模土砂災害による河道閉塞等の緊急対策工事において、大型ヘリコプターによる建設機械(分解組立型バックホウ)を災害現場に輸送するというシナリオで実施しました。弊社は、空輸基地(ヘリポート及び荷受場)の選定から陸送(資機材の陸送方法及びルート選定)、また大型ヘリコプターによる輸送を担当しました。
大型ヘリコプターでは約3トンまでの吊り下げ輸送が可能です。今回輸送に使用した建設機械(分解組立型バックホウ)は、ヘリコプター輸送が可能なように12点に分解できるように作られたものです。今回の実証試験では、このうちの3点(重量最大2.28t)を、被災地に想定した約6km離れたしゃくなげ公園(水上村)まで、吊り下げ輸送を実施しました。
九州地方整備局によると、大型ヘリコプターによる建設機械(分解組立型バックホウ)の輸送は、九州地方整備局管内では初めての試みとのことです。大規模土砂災害が発生した場合には、道路が崩壊・途絶することも多く、陸上からたどり着けない現場に、空から輸送する方法は、非常に有効な手段であると説明されています。
当社は引き続き、大規模土砂災害発生時の防災対策に関する業務に対応していきます。
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