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「平成22年7月広島県豪雨」災害状況(2010年7月)

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

平成22(2010)年7月16日、梅雨前線に伴う豪雨により、全国各地で豪雨災害が発生し、広島県庄原市を中心とした地域では崩壊・土石流が発生しました。

弊社では、これらの災害の実態を明らかにするために、7月18日から広島県庄原市付近の斜め写真撮影、航空レーザ計測を行っています。現在、判読や解析作業を鋭意進めているところです。このページでは、その成果の一部を、順次紹介します。
被害状況把握等の資料としてご活用いただき、一日も早い復旧・復興にお役に立てれば幸いです。今回の土砂災害で被災された皆様の一日も早い回復をお祈りいたします。本ページで紹介した画像は、サイズの関係で縮小しています。オリジナル画像やデータに関するお問い合わせは、下のお問合せ先までお願いいたします。

ver 5.00

2010/08/02 更新(立体オルソ画像掲載)

2010/07/30 更新(赤色立体地図掲載)

2010/07/23 更新(土砂移動領域判読図掲載)

2010/07/21 更新(簡易オルソ掲載)

2010/07/20 公開(LP計測範囲、斜め写真掲載)

■著作権について
 本ページで公開している文書および画像の著作権は、すべてアジア航測株式会社に帰属します。 本ページで得られた情報について許可なく、転載、販売、出版、公開をしないでください。

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■お問合せ先
 
災害写真の使用許諾申請書をFAX、郵便、または電子メールにてお送りください。

 アジア航測株式会社 営業統括部(災害写真担当)

 〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合トウェンティワン

  FAX:044-951-3259   E-mail:service@ajiko.co.jp

■立体オルソ画像 (2010/08/02掲載)
平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図5.1 立体オルソ画像

図4.2の赤色立体地図と図2.1のオルソフォトを合成し、「立体オルソ」画像を作成しました。
表層崩壊部が判読しやすいように色補正を加えています。

■赤色立体地図 (2010/07/30掲載)  ※ 本画像は、今後バージョンアップする場合があります。
平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図4.1 赤色立体地図-1

航空レーザ計測で取得した1mDEMから赤色立体地図を作成しました。
今回の計測は、ヘリコプターから実施しています。固定翼と比較して照射パルス数が多いため、葉の多い季節としては、グラウンドデータ密度が高くなっています。

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図4.2 赤色立体地図-2

先大戸地区から県道中迫川北線の範囲(図4.1の黄色の枠線)を拡大したものです。

■土砂移動領域判読図 (2010/07/23掲載)  ※ 本画像は速報版のため、今後バージョンアップする予定です。
平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図3.1 土砂移動領域の判読図-1

航空レーザ計測で作成したオルソ写真を使用して土砂移動領域を判読しました。
判読の範囲は、図中に破線で示した範囲です。
左図の中央部、東西・南北各2km程度の範囲に崩壊が集中しています。
(基図として、国土地理院発行の1/25,000地形図を使用)

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図3.2 土砂移動領域の判読図-2

判読した土砂移動領域をオルソ写真上に重ね合わせました。
オルソ写真の作成範囲が、図3.1に示した判読範囲と一致しています。

■簡易オルソ (2010/07/21掲載)
平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図2.1 簡易オルソ

航空レーザ計測によるデジカメ写真より簡易オルソを作成いたしました。崩壊発生域が極めて局所的に分布している様子が分かります。

■航空レーザ計測範囲及び斜め写真 (2010/07/20掲載)
平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

図1.1 斜め写真撮影地点、航空LP計測範囲図

(基図は、国土地理院のCD-ROM版数値地図1/25,000(画像)と基盤地図情報10mDEMから作成した赤色立体地図を合成)

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

写真1.1 重行地区の土砂・流木氾濫の状況

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

写真1.2 重行地区の土砂・流木氾濫の状況

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

写真1.3 篠堂地区の土砂・流木氾濫の状況

正面右側の崩壊は比較的深いと考えられ、大量の土砂を発生させ扇状地状に堆積している。奥は県道中迫川北線。

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

写真1.4 篠堂地区の土砂・流木氾濫の状況

 
平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

写真1.5 ため池に堆積する流木

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写真1.6 先大戸地区の土砂・流木氾濫の状況

平成22(2010)年7月広島県豪雨災害

写真1.7 先大戸地区の土砂・流木氾濫の状況

大戸川上流域からの土砂・流木流出が極めて激しい。流出した土砂は、そのほとんどが本地区で氾濫堆積している様子がうかがえる。

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写真1.8 上川西地区の土砂・流木氾濫の状況

上流域から流出した土砂が西郷川右岸で氾濫している。

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写真1.9 庄原ダム建設現場付近の状況

大量の土砂が流出し工事現場で氾濫している。

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写真1.10

大津江川を流下した土石流が谷出口で氾濫堆積している様子がうかがえる。一方で、その下流はそれほど大量の土砂流出は見られない。



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