森林・環境
自然環境と景観に配慮した建築設計(大雪山国立公園)
<事例紹介>環境省地方環境事務所で初採用! CLT工法での避難小屋!!
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基本情報
発注者 | 環境省北海道地方環境事務所 |
場 所 | 北海道上川郡上川町(大雪山国立公園内) |
設 計 | アジア航測株式会社(2019年度実施設計業務) |
竣工年月 | 2020年9月 |
構造・規模 |
木造2階建て(CLT工法※1) 基礎:球状鋼管打込基礎 (CLTパネル:カラマツt=90mm、3層3プライ) |
面 積 | 建築面積:約52㎡、延床面積:約98㎡ |
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※1 CLT工法とは
CLTとは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略で、欧州で開発された工法となります。CLTは板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことを呼びます。
CLTの特性は、直交積層のため高い寸法安定性が得られます。90~210mm程度の厚みが一般的で、断熱性に優れ、大判のパネルとして利用することで、高い耐震性を確保することが出来ます(欧州では、幅:3m×長さ:16m程度のサイズで製造されています)。また、板の幅や厚み、強度が集成材に対し幅広く活用できるというメリットもあります。(出典:CLT建築推進協議会 http://www.clt-kenchiku.org/wdoc/?q=grp02)
我が国においては、スギやカラマツといった国産の木材でも、十分な強度を有するCLTパネルを製作することが可能であり、国産木材の需要拡大の一つとして期待できます。