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国土交通省中国地方整備局から、当社の「平成21年7月中国・九州北部豪雨災害」での支援活動が評価され、去る2010年3月25日に「災害対策関係功労者表彰」を受賞しました。
2009年7月21日、梅雨前線に伴う豪雨により、中国地方を中心に広い範囲で土砂災害が発生しました。 特に山口県防府市を中心とする地域では、斜面崩壊・土石流・洪水氾濫などの災害が発生しました。当社では、これらの災害の実体を明らかにするため、発生直後の7月22日に航空写真撮影を実施し、翌23日に航空レーザ計測を実施いたしました。
被災前と後の航空レーザ計測データを解析することにより、移動した土砂量を主要河川ごとに算出できた事で、流域単位での土砂収支を短時間で正確に把握することができ、二次災害の防止や復旧工事への貴重な情報を提供したとして受賞の対象になったものです。
また、今回のデータ解析の結果、災害前後の砂防堰堤における土砂堆積量の変化を定量的にとらえる事が出来、堰堤機能の有効性も証明できました。
これを契機に、主要な河川や砂防指定地における定期的な航空レーザ計測の必要性の認識が一層高まったといえます。