航空・計測
東日本大震災における緊急災害撮影対応について <事例報告>
災害時における迅速な撮影対応
▲TOP
震災当日のアジア航測の対応
震災当日、情報面での混乱が続く中、災害対策本部は各方面からの情報を分析し、営業部門とコンサルタント部門が連携して緊急撮影範囲を検討・立案しました。
震災当日の21:00までに撮影範囲が確定し、航空事業部では直ちに撮影計画作成して、翌12日の3:00~7:30に順次、調布・八尾運航所へ撮影計画を電送しました。
▲TOP
自社機を中心とした迅速な撮影対応
航空事業部では、普段から緊急災害へ備えた迅速な撮影計画立案や緊急連絡の実施訓練を行っており、これらの成果が今回の緊急災害撮影でも発揮されました。
東北地方の空港に利用制限がある中、調布・八尾空港から自社機を中心に航空カメラや航空レーザを搭載した計9機の航空機が被災地まで長距離飛行しました。
▲TOP
災害撮影
■被災地沿岸部の撮影・計測
今回の地震による津波で大きな被害を出した宮城県と岩手県の沿岸部を中心に、デジタル一眼レフカメラによる斜め撮影、アナログ航空カメラおよびデジタル航空カメラ(1億画素)、航空レーザによる垂直撮影・計測を実施しました。撮影・計測したデータは計画停電などの制約の中で即日処理を行い、斜め撮影は浸水現況把握に、デジタル航空カメラと航空レーザの計測成果は、浸水調査、建物倒壊状況調査、ガレキ調査に利用されました。
■被災地内陸部の撮影
今回の地震で決壊し、大きな被害を出した福島県内のダムの周辺について、デジタル航空カメラによる垂直撮影を実施しました。
画像データは撮影当日中にデジタル処理の上、オルソフォト(写真地図)作成や判読作業が実施され、調査資料として利用されました。
斜め撮影 岩手県沿岸写真 デジタル航空撮影 福島県藤沼ダム
関連リンク
関連ニュース
- 2022/07/19:前線に伴う大雨の被害状況(2022年7月) 東北地方
- 2022/04/28:中日本高速道路株式会社より感謝状
- 2021/03/17:八代河川国道事務所より感謝状
- 2021/03/17:川辺川ダム砂防事務所より感謝状
- 2020/03/18:国土交通省日光砂防事務所長より感謝状
- 2020/03/17:国土交通省東北地方整備局長から感謝状
- 2020/03/06:国土交通省関東地方整備局長より感謝状
- 2020/02/26:国土交通省利根川水系砂防事務所長より災害対応で感謝状
- 2020/01/17:阪神・淡路大震災の緊急撮影写真を公開
- 2018/10/26:国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所長より感謝状
- 2018/01/15:阪神・淡路大震災写真集(抜粋)の電子書籍を公開します
- 2017/12/01:2017年度日本活断層学会学会賞を受賞しました
- 2017/07/03:八尾市(大阪府)と防災協定書を交わしました
- 2017/04/12:熊本地震等災害対策活動に関し、国土地理院より感謝状が授与されました
- 2017/03/08:Yahoo!天気・災害「災害カレンダー」に災害直後の自社撮影画像を提供
関連製品
-
高高度航空レーザによる地形変化計測 <事例報告>
流域マネジメント