2010年4月14日、中国青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で、Mw7.1の地震が発生しました。
メカニズムは左横ずれ断層型と推定されています。弊社では、この地震の震源付近の地形を検討するために、赤色立体地図（特許第4272146号）を作成しました。この地形表現は、急斜面ほどより赤く、尾根ほど明るく、谷ほど暗く調整した画像で、さらに高度段彩（低：青-緑-黄-赤：高）を重ねています。

この図は、2010年5月23日から28日まで千葉県幕張メッセで開催される「日本地球惑星科学連合2010年大会」のパンフレットデスク“アジア航測コーナー”で配布します。

著作権について
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地形データについて
本赤色立体地図の地形データはASTER GDEM(http://www.ersdac.or.jp/GDEM/J/index.html)を使用しました。ASTER GDEMの原データは経済産業省及びNASAに帰属します。

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図-1　2010年4月14日　中国青海省地震赤色立体地図

地形データはASTER GDEM(http://www.ersdac.or.jp/GDEM/J/index.html)を使用しました。
オリジナルの解像度は約30m（1secメッシュ）ですが、解像度約130m（4secメッシュ）にリサイズして計算処理を行っています。
この画像から、震央付近にある明瞭な断層地形（図-1の白矢印付近）を確認することができました。
この地形から、断層運動を繰り返してきたものと推定することができます。
★震央、黄色破線：地表地震断層（http://www.cea.gov.cn/中国地震局｜地質災害調査報告による）

USGS Earthquake Hazard Program｜Magnitude 6.9 - SOUTHERN QINGHAI, CHINA
中国地震局｜青海省玉樹チベット族自治州玉樹県マグニチュード7.1地震
中国地震局｜中国地震局による地質災害調査報告
産業技術総合研究所　地質調査総合センター｜平成22年（2010年4月14日）中国青海省の地震情報
宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター｜陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による中国青海省地震にともなう観測結果
宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター｜陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のＬバンド合成開口レーダ(PALSAR；パルサー)による中国青海省地震にともなう緊急観測
東京大学地震研究所｜地震・火山速報「2010年中国青海省の地震」
国際地震工学センター｜2010 Southern Qinghai, China Earthquake
名古屋大学地震火山・防災研究センター｜NGY地震学ノート No. 28
筑波大学八木勇治准教授｜「2010年4月14日に中国青海省で発生した大地震（暫定）」
日本活断層学会災害委員会｜中国青海省地震に関する情報（リンク集）