NEWS

2025 年5 月1 日、アジア航測株式会社（以下、「AAS」）は、ニューサウスウェールズ大学（SYDNEY、Australia）（以下、「UNSW」）と、秘密保持契約（NDA※１）及び相互協力に関する新たな覚書（MOU※２）を交換いたしました。今回のNDAおよびMOUは、都市開発、インフラ監視、防災、次世代鉱業といった重要な分野において、AASとUNSWの有する様々な知識、リソース、専門知識を共有し、革新と研究を推進し新たな可能性を開くための枠組みです。

＊１　NDA（Non-Disclosure Agreement 秘密保持契約）  ＊２　MOU（Memorandun of Understanding　相互協力に関する覚書）

両者の強みを活かし、リモートセンシング、測量、データ分析、AI、視覚化、デジタルツイン技術における補完的な能力を結集することで、相互に利益を産み出すことを目指します。これは単なる研究の進展にとどまらず、革新を育み、高度なスキルを持つ次世代の労働力を育成することにつながります。

このパートナーシップは、私たちが直面する社会的な課題に立ち向かうためのソリューションを共に創造し、産業の競争力を高め、オーストラリアと日本の都市計画、災害リスク管理、鉱業といった分野における持続可能性とレジリエンスを強化することを目指しています。これらの取組は、当社の長期ビジョンVISION2033『空間情報技術で社会をつなぎ地球の未来を創造する』に込められた思いと合致します。

■写真左　 ニューサウスウェールズ大学 副学長（グローバル担当）　 Colin B.Grant教授 ■写真右　 アジア航測（株）先端技術研究所 所長　新名　恭仁	■調印式　集合写真

■覚書の概要について

１. 交換日：2025(令和7)年5月1日（木）

２. 調印式：2025(令和7)年6月5日（木）

３. 署名者：アジア航測（株）DX戦略本部先端技術研究所　所長　新名　恭仁

　　　　　ニューサウスウェールズ大学　副学長（グローバル担当）　Colin B.Grant教授

４.内容：AAS、UNSWの両者間において都市開発、インフラ監視、防災、次世代鉱業といった重要な分野において、AASとUNSWの有する様々な知識、リソース、専門知識を共有し、革新と研究を推進し新たな可能性を開くことを目的とする。

■ニューサウスウェールズ大学について

ニューサウスウェールズ大学（UNSW)は1949年に科学、技術、専門職分野に特化した大学として設立されました。​以来、先駆的な研究と、次世代のキャリア成功への準備を通じて、社会に変革をもたらすことに注力しています。また、​持続的なイノベーションの伝統を持ち、気候変動、再生可能エネルギー、人命を救う医療、画期的な技術など、未来にとって重要な分野に焦点を当てています。さらに​社会科学の分野においても、人権問題、オーストラリア先住民の憲法上の承認、公衆衛生、人口の高齢化など、社会が直面する重要な課題に関する政策や専門家の論評に貢献しています。

さらに同大学は、世界的な大学ランキングでも高い評価を受けており​2026年のQS世界大学ランキングでは世界第20位に位置し、オーストラリア国内では第2位となっています。特に、工学・技術分野および社会科学・マネジメント分野（2025年）においては、オーストラリア国内第1位を獲得しています。

■アジア航測株式会社及び先端技術研究所について

当社は1954年に設立されました。航空測量業界の中で唯一、自社の航空機を保有し、運航することで、私たちは最先端の計測技術とAIを駆使した解析技術を活用しています。この技術は、国土の保全や社会インフラのマネジメント、さらには行政支援サービスにおいて、空間情報コンサルタントとしての幅広い事業展開を可能にしています。

当社の研究機関である「先端技術研究所」の前身の「総合研究所」は1992年に開設され、写真測量を含む空間情報のコア技術の開発をリードしてきました。そして2017年「先端技術研究所」として新たな一歩を踏み出しました。ここでは、尖った技術者集団が集まり、画像計測、写真測量、点群処理、リモートセンシングといった空間情報技術を磨き続けています。これらの技術は、国土の基盤情報構築や防災、環境問題において、社会の根幹を成す重要な要素です。空間情報技術とイノベーション技術、可視化技術の融合を通じて、デジタルツイン等の新たなeXperienceによって顧客体験の変革を実現し、「空間情報DX」を推進することが先端技術研究所のビジョンです。

■プレスリリース（pdf・814KB ）