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ジンバブエの発展のため地理情報分野で協力 ~地形図作成能力強化支援~
アジア航測は、JICA地理空間情報データベース整備プロジェクト(2015-2017)完了後、ジンバブエ測量局(DSG)からの要望に対して技術協力支援を行っています。その一環として、2018年5月、DSGの技術者に対し、自社開発の地形図作成ソフトウエア(以下、Azuka)の研修を行いました。
研修では、デモンストレーションを織り交ぜながら操作説明を行うとともに、DSGが現在利用しているソフトとの連携や既存データの利活用等、研修生から要望を踏まえ、Azukaで可能な処理方法を説明し、指導しました。さらに、ジンバブエの図化分類・地図記号の設定、図化現場の視察、ハラレ市内の図化実習など実務に直結した内容を盛り込むことで、Azuka実用化に向けた準備まで行うことができました。最終日にはDSGによるプレゼンテーション、修了証授与式を行いました。
Azukaについて、DSGからは「非常にユーザーフレンドリーだ」(分かり易い操作で、図化に便利な機能が備わっている、既存のデータやソフトとの連携が可能、など)との声が寄せられました。
研修は滞りなく終了し、今回の協力に対してDSGより感謝の言葉を頂戴しました。
聴講の様子 |
DSGによるプレゼンの様子 |
修了証授与の様子 |
このようなジンバブエ政府の自助努力と民間企業の協力による活動に対し、JICAジンバブエ支所やJETRO南アフリカ事務所が研修を見学するなど、日本人関係者も非常に注目しています。ジンバブエは昨年11月よりムナンガグワ新大統領が就任し、経済発展への期待が非常に高まっています。経済活動が活発化することにより、都市開発・インフラ整備等、開発の基礎となるデジタル地形図の需要増加が予想され、DSGに期待される業務は膨大です。
当社は、DSGへの継続的な技術支援を通じ、ジンバブエの発展に貢献していきたいと考えています。
参加者の記念写真(前列中央が海外事業推進部長ハス・バートル)
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