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新燃岳(2018年3月9日15時頃)の溶岩地形を解析結果を公開しました
平成30(2018)年3月1日に霧島山(新燃岳)が噴火しました。その後、噴火が断続的に発生する中で、3月6日には火口内に溶岩が確認され、3月9日11時頃には溶岩が火口縁を乗り越えました。
当社および熊本大学、東京大学地震研究所は、朝日新聞社の協力により2018年3月9日15時ごろに撮影した斜め写真から、SfMを用いた溶岩地形解析を行いました。
噴火前の数値標高モデル(DEM)と、作成した数値表層モデル(DSM)の標高差分から、2018年3月9日15時頃の溶岩堆積を15×10⁶m³と推定しました。
また、火口縁付近の溶岩の厚さは最大20m程度であることがわかりました。
この結果は、2018年3月11日に噴火予知連に報告しました。
なお、本検討は、文部科学省の次世代科学研究・人材育成総合プロジェクトの「無人機(ドローン等)による火山災害のリアルタイム把握手法の開発」の研究として、熊本大学の協力を得て実施したものです。
弊社技術が、現地の詳細解明ならびに二次災害の抑制に少しでもお役に立てれば幸いです。
詳しい結果はこちら「平成30年 霧島山(新燃岳)噴火(2018年3月) 第二報」をご覧ください。