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徳之島 水生生物観察会に参加しました

2017年7月8日に開催された西阿木名小学校三京分校および秋利神川での水生生物観察会に協力しました

当社は昨年度まで20年以上に渡り、九州農政局発注の徳之島の農地整備やダム建設に係る環境調査および保全対策検討業務を行ってきました。
今回報告する水生生物観察会は、その業務の一環として、平成24年度に地元小学校の「総合的な学習の時間」として始まり、平成27年度まで継続して開催されてきたものです。

農政局の事業が今年度完了することを受け、昨年度中にダム事業に関連した保全対策(ダム上流側のテナガエビ抱卵個体のダム下流への放流)と水生生物観察会を地元の天城町社会教育課へ引き継ぎました。
今年度の水生生物観察会は、天城町社会教育課主催で開催され、当社は専門家として、魚類の捕獲、同定、観察指導等で協力させていただきました。


<水生生物観察会準備>
日 時:2017年7月7日(金)16:00-18:00
場 所:秋利神川
参加者:沖野、山賀(アジア航測)、天城町職員2名、西阿木名小学校三京分校教諭1名
内 容:
観察会用の魚類やテナガエビ類を確保するため、観察会会場となる秋利神川において、天城町職員および西阿木名小学校三京分校の教諭とともに小型定置網とかご網の設置を行いました。この際、当社社員より天城町職員へ定置網とかご網の設置位置や設置方法等をお伝えしました。

 


<水生生物観察会>
日 時:2017年7月8日(土)8:00-12:000
場 所:西阿木名小学校三京分校および秋利神川
参加者:沖野、山賀(アジア航測)、天城町職員4名、西阿木名小学校・西阿木名小学校三京分校・西阿木名中学校教諭11名、西阿木名小学校・西阿木名小学校三京分校・西阿木名中学校の児童・生徒25名
内 容:
観察会前の説明では、集まった児童・生徒に対し、当社社員より河川に生息する魚類やテナガエビ類の生態や捕獲方法について解説を行いました。
観察会では、児童・生徒にタモ網を使った魚類の捕獲、定置網に掛かった魚類やテナガエビ類の水中での観察を体験してもらいました。また、定置網で採れた魚類やテナガエビ類を観察水槽に入れて観察してもらい、それらの種名と特徴を覚えてもらいました。
今回の水生生物観察会で捕獲した魚類等は、オオウナギ、オイカワ、ボウズハゼ、キバラヨシノボリ、ヒラテテナガエビ、ヤマトヌマエビ、アメリカザリガニの7種でした。体長60cm程のオオウナギには子供たちの歓声が上がる一方で、侵入外来生物種のアメリカザリガニには天城町職員や西阿木名小学校・中学校教諭の皆さんは今後増加しないか憂慮されていました。
観察会終了後は天城町職員とともにテナガエビの計測、記録を行った後、抱卵していたテナガエビ雌2個体をダム下流へ放流しました。


なお、この水生生物観察会の模様は、地元の奄美新聞に記事が掲載されました。奄美新聞社の許可を得て掲載させていただきます。

 


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