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城陽市(京都府)水道事業及び下水道事業における包括的民間委託事業における委託契約の締結について
2025/10/01
みずパートナーJOYO共同企業体
構成企業:
ヴェオリア・ジェネッツ株式会社
フジ地中情報株式会社
日本メンテナスエンジニヤリング株式会社
西日本旅客鉄道株式会社
アジア航測株式会社
みずパートナーJOYO共同企業体(代表企業:ヴェオリア・ジェネッツ株式会社)は、「城陽市水道事業及び下水道事業における包括的民間委託事業(以下「本事業」)」において優先交渉権者に選定され※1、2025年9月30日に城陽市公営企業と契約を締結しましたのでお知らせします。みずパートナーJOYO共同企業体は、代表企業をヴェオリア・ジェネッツ株式会社とし、フジ地中情報株式会社、日本メンテナスエンジニヤリング株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、アジア航測株式会社の計5社で構成する共同企業体です。
本事業は、人口減少などに伴う収益の減少や老朽化等による施設更新費用の増大、また担い手となる技術者の確保など、事業継続における多くの課題にこたえるため、国が推進するウォーターPPPレベル3.5(更新支援型)※2の枠組みに沿って、城陽市水道事業及び公共下水道事業を包括的に受託し、将来にわたり安定して事業を継続することを目指すものです。
みずパートナーJOYO共同企業体を構成する代表企業および構成企業各社は、2026年4月の事業開始に向けて、全社で協力して城陽市公営企業と協議や引継ぎを進め、本事業の開始に向けた準備を本格化していきます。
【事業概要】
事業名称:城陽市水道事業及び下水道事業における包括的民間委託事業
対象業務:
1. 水道施設関連業務(水量管理業務、浄水施設等運転管理業務、浄水施設等維持管理業務)
2. 下水道施設関連業務(下水道施設維持管理業務)
3. 運営業務(受付業務(窓口・電話・電子メール・市ホームページ等)、開閉栓業務、市収入金の収納業務、検針業務、未納対応業務、停水対応業務、検満・故障量水器取替業務、量水器管理業務、給水装置業務、排水設備業務、上下水道施設の埋設管調査対応業務)
4. 時間外受付業務
5. 水道施設整備実施計画更新原案作成業務
6. 下水道施設更新計画原案作成業務
7. 危機管理業務
8. その他業務(広報広聴協力業務、研修業務、立入検査協力対応業務、城陽市上下水道事業標準業務フローの修正業務、引継ぎ業務)
委託期間:2026年4月1日から2036年3月31日まで(10年間)
契約金額:3,800,000千円(税抜き)
※1 城陽市水道事業及び下水道事業における包括的民間委託事業に係る公募型プロポーザル方式による優先交渉権者の選定結果について
https://www.city.joyo.kyoto.jp/0000011094.html
※2 ウォーターPPPレベル3.5(更新支援型)とは、通常の施設の包括的な運転維持管理業務に加え、受託者がストックマネジメント計画原案策定業務を担うもので、管理・更新一体型マネジメント方式で維持管理を行い、さらなる効率化を目指すものです。
以上
ヴェオリア・ジェネッツ株式会社について:
ヴェオリア・ジェネッツは、環境サービスの世界的リーディングカンパニー、ヴェオリアのグループ会社です。1997年に日本で設立され、日本国内において水、廃棄物処理、エネルギーの3事業を展開しています。グローバルおよび国内の双方で培ったノウハウを生かし、地域社会に根差したサービスを全国各地で提供しています。水事業においては、水処理施設の運転管理やプラント工事(EPC)、料金徴収業務、漏水調査、システム開発など、総合的な水ソリューションを提供しています。他事業では、近年注目を集めているプラスチックリサイクル事業やバイオマス発電事業も展開しています。
フジ地中情報株式会社について:
フジ地中情報株式会社は自治体や企業のお客様とともに環境課題を解決するためのソリューションを提供するヴェオリアグループのメンバーです。創業当時から漏水調査などの現地調査や現地対応を主体とした管網維持管理業務を行っており、現在では、管網及び水道施設維持管理、料金収納業務を一括して受託しています。さらに水道施設管理システムや管網水理計算システムを活用した水道施設管理業務やAI管路劣化診断、上記システムを効率的に活用して実施する料金収納業務、運転維持管理業務を行っています。
日本メンテナスエンジニヤリング株式会社について:
日本メンテナスエンジニヤリング株式会社は、上下水道施設をはじめとする社会インフラの維持管理を専門とする企業です。浄水場や下水処理場の運転・監視、保守点検業務のほか、総合施設管理システムや地理情報システムの開発、計量法に基づく水質分析(環境計量証明事業)、水道法に基づく水質検査業務(登録機関)も手掛けています。西日本を中心に事業を展開し、自治体の信頼できるパートナーとして、地域密着型できめ細かなサービスを提供しています。豊富な経験と専門技術を活かし、安全で安定した水環境の提供と持続可能な社会基盤の実現に貢献します。
西日本旅客鉄道株式会社について:
西日本旅客鉄道株式会社は西日本を中心にモビリティ業、流通業、旅行・地域ソリューション業等を運営する鉄道事業者です。近年は、鉄道事業にとどまらず、新たな領域への取り組みも推進しており、2024年2月に公表した総合インフラマネジメント事業「JCLaaS(ジェイクラース)」では、長きにわたり鉄道インフラを運営してきた組織能力を活かし、将来世代の豊かな暮らしや経済成長を支える社会インフラの再構築に取り組むとともに、官・民・市民が未来をともに創る社会の構築を目指しています。水事業においては、グループ会社とも連携し、上下水道に関わる包括的民間委託事業に参画するなど、事業範囲を拡大しています。
アジア航測株式会社について:
アジア航測株式会社は、社会インフラの計画・設計から維持管理までの一連の技術と空間情報技術を組み合わせ、安全安心なまちづくりを支えるソリューションを全国展開しています。上下水道分野においては、管理システム(『ALANDIS+(アランディスプラス)』シリーズ)の運用、施設・管路の計画設計、点検調査、経営戦略などのアセットマネジメント・改築修繕計画の策定など、全国の多数の自治体において対応しています。また、維持管理の更なる効率化・インフラDXの推進に向け、得意とするデータマネジメント、3次元データの利活用、AIやロボット等の先端技術を組み合わせた施設点検サービスの開発・提供にも取り組んでいます。
■ プレスリリース (pdf・332KB)