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3D都市モデル作成に関する広島高校とのコラボレーション授業 “第2弾” 開催
2025/08/25
2025年7月31日、当社は広島県立広島中学校・広島高等学校(以下、広島高校)で、「3D都市モデル作成」に関するコラボレーション授業の第2弾を開催しました。
この授業は、空間情報技術センター 東日本空間情報部 東日本空間情報一課が主催したものです。今回は、広島高校が前回同様に3Dモデリングに興味のある生徒を対象に呼びかけを行ったところ、中学生や情報部以外の生徒も参加し、学年や分野を超えた活発な学びの場となりました。教員2名を加えた参加者は合計で17名でした。
広島高校は「高い知性」「豊かな感性」「強い意志」を校訓に掲げ、幅広く深い教養と高い知性を培うことを教育目標としています。また、2024年の国土交通省主催【PLATEAU AWARD 2024】では、情報部の学生が「PLATEAUを利用したコミュニケーション・情報共通ツールの作成」で審査員特別賞を受賞し、PLATEAUなどの3Dモデルの利活用に関する学びをさらに深めています。
今回の授業では、2025年5月に実施した前回の授業を受けた生徒たちの成長を考慮し、さらに進んだ内容を提供することができました。第2弾の内容は、以下の3つのテーマで構成し、授業を実施しました。
・作成したデータの利活用について~Unityの概要~
・iPad搭載LiDARによる校内の点群データ計測とその加工
・3Dモデリング実習~汎用的なモデリング手法~
生徒たちは、Unityを活用した3Dモデルデータの利活用事例や開発の基礎について学びました。また、iPad搭載LiDARを使用して校内の点群データを計測し、そのデータを加工する技術を実際に体験しました。さらに、植生や都市設備に関する汎用的な3Dモデリング手法を学ぶことで、3Dモデリングのスキルを一層向上させることができました。
参加した生徒からは、「iPadを使ったデータ計測がとても面白かった」「Unityを使って自分で作ったモデルを動かせることがわかり活用の具体的なイメージが湧いてきた」といった声が寄せられ、全体を通して非常に充実した授業となりました。
また、情報部顧問の湯浅先生からは、「前回に引き続き専門的な技術を生徒が直接学ぶ機会をいただき、大変感謝しています。この授業を受けて、目標であるVR県広(広島県立広島中学校・広島高等学校の略称)の実現に近づいたと感じています。」とのご感想をいただきました。
今後も、広島高校とのコラボレーションを継続し、学生たちが3Dモデリングや地理空間情報に関する知識をさらに深められるよう、当社は引き続き積極的に支援してまいります。この取り組みを通じて、未来を担う若い世代の学びをサポートしていく所存です。