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「立木取引(マッチング)の場の構築」に向けた成果報告書が公表されました
当社は、森林域の航空レーザ計測実施と取得データの解析・利活用支援等を通じて、国内林業の成長産業化に向けて取り組んでいます。
今般、令和5年度の林野庁補助事業である「顔の見える木材供給体制構築事業」により「(一社)林業機械化協会」と「(一社)国産材を活用し日本の森林を守る運動推進協議会」が共同で実施し、当社もオブザーバー参加した検討委員会の成果として報告書※が公表されました。
(※「持続性が確保された木材流通のための立木取引(マッチング)の場の構築」成果報告書)
日本の森林の現状を見れば、立木価格の低迷などにより、伐採したあとに、再び植栽~造林(再造林)される比率が低い状況です。この報告書は、インターネット上にオープンな「立木取引(マッチング)の場」を作ることによって、森林の持続的な経営を指向する所有者(立木を販売する側)と、立木価値を評価して買受けようとする者(購入する側)を引き合わせることで産業を活性化し、再造林も促進しようとの考えをとりまとめたものです。販売する立木の情報把握を効率的に行うために、航空レーザ計測データを活用することも打ち出されています。
多くの皆さんに報告書をご覧頂くことなどを通じて、今後、森林の立木価値が適正に評価され、オープンな取り引きの実現につながっていくことが期待されます。
成果報告書は次の団体のホームページ(外部リンク)からご覧ください。
一般社団法人 林業機械化協会
一般社団法人 国産材を活用し日本の森林を守る運動推進協議会
https://www.kokusanzaikatuyo.jp/news/11_index_detail.php