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2000/10/18

「平成12年(2000年)鳥取県西部地震」災害状況(2000年10月6日)

鳥取県西部地震
2000年10月7日撮影
2000年10月18日作成 ver2.0

 2000年10月6日、鳥取県西部地方を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、境港では震度6弱を記録しました。この地震により、家屋の倒壊・地盤の液状化・斜面崩壊などの災害が発生しました。
 弊社では、この災害の状況を把握するために、10月7日に鳥取・島根両県下で緊急撮影を行いました。ここでは、それらの中からいくつかの写真を紹介します。
 
■ver2.0:埋め立て地の液状化の拡大写真と、大山の斜め写真を追加。

情報量を重視して大きめの画像(XGAサイズ、約250k)にリンクしています。

■垂直写真にみる被害状況 高度1580~2080m 縮尺1:10,000

写真-1

竹内団地(鳥取県境港市)の液状化

境港市北部の美保湾を埋め立てて造成された竹内団地では、広い範囲で液状化が発生した。

C3-4786

写真-1b

竹内埠頭の液状化

竹内埠頭(竹内団地北岸)の背後のコンクリート上にみえる灰色の部分は、液状化による噴砂の堆積した箇所である。

C3-4786部分拡大

写真-1c

埋め立て地での液状化

竹内団地内南部の未利用地では、広い範囲で液状化が発生、噴砂で覆いつくされている。

C3-4786部分拡大

写真-2

鳥取県日野町溝口地区での斜面崩壊

日野町溝口地区では、強い地震動によって花崗岩の岩盤斜面崩壊が発生した。この崩壊により、斜面下部に停車していた軽自動車を岩塊が直撃した(写真右側が北方向)

C9-4851,C9-4852拡大

写真-3

鳥取県日野町下黒坂地区での斜面崩壊

日野町下黒坂地区では、日野川両岸で斜面崩壊が発生し、JR伯備線と国道180号が被災した(写真左側が北方向)

C13-5003,C9-5004拡大

写真-4

島根県西伯町上中谷地区を通る国道180号

島根県西伯町上中谷地区。左右に伸びる国道180号のやや上側に、直線状の小崖が認められる。崖に沿う小崩壊もあり、鳥取県西部地震の地震断層である可能性がある。この付近は、地質調査所の現地調査によって、路面上に変位地形が確認された場所である。断層の変位量が小さいこともあり空中写真での判読は難しい。

※高解像度画像ファイル(各3Mb)50495050

C15-5049,C15-5050拡大

写真-5

鳥取県日野町榎地区の被害状況

被害が大きかった日野町榎地区では、ブルーシートで覆われている屋根が目立つ。また、地震時に巻い上がった砂ぼこりをかぶっている屋根が多いのも特徴的である。写真上部の日野川沿いには、段丘崖で発生した斜面崩壊が見られる。

C12-4960拡大

図-1

空中写真標定図

赤線が県境、黄色線が市町村境、写真撮影位置が黒丸。そのうち、青丸で示したのが、このページで紹介した空中写真である。


基図として国土地理院発行の1/2.5万地形図を使用した。図幅名は以下の通り(境港、美保関、揖屋、米子、淀江、母里、伯耆溝口、井尻、江尾、印画、根雨、上石見、千屋実)


■斜め写真

写真-6

大山北壁の全景

大型の溶岩ドームである大山の山頂(弥山~剣ヶ峰)付近では、以前から表層崩壊が継続している。今回の地震により尾根付近が崩壊したという目撃情報があるが、この写真から詳細な位置を特定することはできない写真のほぼ中央付近が、最高峰の剣ヶ峰(1729m)。剣ヶ峰の東(向かって左)側から流れ出す沢は元谷、剣ヶ峰西側からの沢は、弥山沢。
写真-7

大山北壁の崩壊(ステレオ写真)

剣ヶ峰直下には、規模の大きな崩壊地が存在している。

 

■特集ページへのリンク集

■Yahoo■Lycos
■朝日新聞■毎日新聞■NHKボランティアネット
地震調査研究推進本部■地震防災フロンティアセンター
■気象庁■建設省道路局の防災だより■鳥取県
■島根大学■地質調査所
■東大地震研究所■京大防災研■国土地理院
RESTEC/宇宙開発事業団


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