自然環境と景観に配慮した建築設計(支笏洞爺国立公園)
<事例紹介>支笏洞爺国立公園 展望デッキでゆっくり支笏湖を展望!!
本業務では支笏湖ビジターセンターに併設するデッキについて改修実施設計を行いました。
既存のデッキは支笏湖を含む国立公園の景観を楽しむには奥行きが不足するなど十分な規模ではく、利用動線も来訪者に考慮されたものではなかったため、支笏湖の眺望を楽しむことのできるデッキとして再整備が必要とされていました。
国立公園の自然環境と景観に配慮するため、木材利用を基本方針にするとともに前面遊歩道からのアクセス性を考慮し、再生木材と国産杉材を組み合わせた階段状の展望台としてデッキの再整備実施設計を行いました。また、ビジターセンターについてもBEMS(ビルマネージメントシステム)の導入、既設照明のLED化、デッキ出入りのためのバリアフリー風除室の設置のための改修設計を行いました。
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基本情報
発注者 |
環境省北海道地方環境事務所 |
場 所 |
北海道千歳市支笏湖温泉(支笏洞爺国立公園内) |
設 計 |
アジア航測株式会社(2019年度実施設計業務) |
竣工年月 |
2020年9月 |
構 造 |
再生木材(床材、高欄など)、国産杉材(ステップテラス)
構造フレーム:アルミフレーム、基礎:球状鋼管打込基礎 |
延床面積 |
約300㎡(展望デッキ部) |