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2016/04/15

「平成28年熊本地震」災害状況(2016年4月)

 

平成28年(2016年)熊本地震

 第二報はこちらから

 このたびの災害においてお亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表します。また、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 2016年4月14日21時26分、熊本県直下を震源とするマグニチュード6.5の「平成28年熊本地震」が発生しました。この地震のあと、16日午前1時25分ごろ、震度6強(マグニチュード7.3)の地震が発生しました(のちに震度7に訂正)。この地震を受けて会見した気象庁は、「今回が本震で14日夜の震度7の地震が前震とみられる」との見解を示しました。いまもなお、多くの余震が発生しています。


 アジア航測では、この災害に対して被災地の緊急撮影を実施いたしました。得られた情報は随時ホームページ上で公開して参ります。

 弊社技術が、現地の詳細解明ならびに二次災害の抑制に少しでもお役に立てれば幸いです。

 
更新日:2016年4月19日    ver 6.14

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3DCloudビューワー「LaVBrowser」による3Dモデル 2016年4月15-16日撮影  

4月15日、16日に撮影した空中写真より3Dモデルを作成しました。

 

自社開発中の3DCloudビューワー「LaVBrowser」で公開します。 専用アプリもプラグインも不要でWEBブラウザから3Dモデルの表示、簡易計測等ができます。 下記にアクセスしてください。(アクセスが集中して回線が込み合うかもしれません。ご了承ください。)

 

「新幹線脱線箇所の3Dモデル」 (15日撮影)は こちら から。

「高速道路損傷個所の3Dモデル」(15日撮影)は こちら から。

「益城地区の3Dモデル」(15日撮影)は こちら から。

 

 LaVBrowser
InternetExplorer11もしくはGoogleChomeで御覧ください。

 ※推奨:GoogleChomeの方が動作が速いです。

・部分的にモデルが形成できていないところがあります。

・メニューの右下の「設定」で画像描画レベルの調整ができます。左下で位置等の情報をみることができます。

 

簡易操作マニュアル

  

航空レーザ計測 2016年4月16日撮影  

南阿蘇村の阿蘇大橋付近の崩落斜面を航空レーザ計測しました。

 

4月16日に実施した阿蘇大橋周辺の航空レーザ計測結果を使用して赤色立体地図を作成しました(図4.1)。この赤色立体地図と簡易オルソ画像に、地表地震断層が確認できます。

3枚の画像(図4.2)は、上が4月16日に撮影した空中写真(正射画像)と赤色立体地図を重ねたものに黄色で地表地震断層の位置を記したもの、中央が赤色立体地図(断層付近を強調)、下が空中写真です。

 赤色立体地図
 図4.1 阿蘇大橋付近赤色立体地図

 

  

 図4.2 計測データから判読した阿蘇大橋付近の地表地震断層の位置

 

  

位置図  2016年4月17日撮影  ※地理院地図(国土地理院)に情報を追加しました
斜め空中写真撮影位置図
 図5.1斜め空中写真撮影位置図

■斜め空中写真  2016年4月17日撮影
平成28年熊本地震斜め空中写真_1

写真5.1(撮影番号 MGL9651)


京大火山研究所の丘の周囲3方向に、表層土の崩壊が発生している。中でも向かって右側のものは緩勾配にも関わらず規模が大きく、流下距離も長い。いずれも今回の地震による新規崩壊である。

平成28年熊本地震斜め空中写真_2

写真5.2(撮影番号 MGL9698)


蛇の尾(じゃのお)と呼ばれる古い火砕丘の斜面で、表層土のすべりが発生している。内側(緑色の植生側)の斜面上端付近には、広く亀裂が発生している。いずれも今回の地震による新規崩壊である。

平成28年熊本地震斜め空中写真_3

写真5.3(撮影番号 MGL9742)


夜峰山南面の急勾配斜面では、表層土の崩壊が鳥肢状に多数発生している。地震前から崩壊跡地は存在しており、大部分が今回の地震による再崩壊または新規崩壊である。

 

平成28年熊本地震斜め空中写真_4

写真5.4(撮影番号 MGL9909)


吉岡地区では、地すべり地形の滑落崖にあたる急斜面で崩壊が多数発生している。また滑落崖の後背部にあたる平坦地に多数の新鮮なクラックが認められる。崩壊の一部は2012年豪雨の際に発生したものであるが、大部分は今回の地震による拡大または新規崩壊である。

なお中央部の噴気は2006年に土砂噴出を発生させた箇所である。

平成28年熊本地震斜め空中写真_5

写真5.5(撮影番号 MGL9924)


山王谷川の崩壊地の源頭部。規模は大きいが崩壊深は浅く、ほぼ表層土のみの崩壊であると推察される。今回の地震による新規崩壊である。

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真5.6(撮影番号 MGL9948 部分)


⑥山王谷川の土砂移動域の全景。源頭部の急斜面で崩壊した表層土が、土石流となって流下し、下流の農耕地で両岸に氾濫・堆積したとみられる。

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真5.7(撮影番号 MGL9954)


「金竜の滝」と呼ばれる観光地であったが、表層土が崩壊し、橋の上に土砂が残っている。正面の建物は垂玉温泉、右側の建物は地獄温泉。今回の地震による新規崩壊である。

 

  

位置図  2016年4月16日撮影  ※地理院地図(国土地理院)に情報を追加しました
斜め空中写真撮影位置図
 図2.1斜め空中写真撮影位置図

■斜め空中写真  2016年4月16日撮影
平成28年熊本地震斜め空中写真_1

写真2.1(撮影番号 DSC9149)


①崩落斜面

山頂付近より大規模な表層崩壊が発生し、流出土砂は峡谷内まで達している。(阿蘇郡南阿蘇村立野、阿蘇大橋付近)

平成28年熊本地震斜め空中写真_2

写真2.2(撮影番号 DSC9398)


②断層

断層とみられる複数の亀裂(写真の左上から右下方向)が確認できる。(阿蘇郡南阿蘇村河陽地区)

平成28年熊本地震斜め空中写真_3

写真2.3(撮影番号 DSC9397)


③被害の大きい崩壊家屋

断層(亀裂)周辺の家屋の被害が大きいように見える。(阿蘇郡南 阿蘇村河陽地区)

平成28年熊本地震斜め空中写真_4

写真2.4(撮影番号 DSC9406)


④阿蘇神社

熊本県阿蘇市にある重要文化財に指定されている阿蘇神社で拝殿も全壊し、神殿の損壊が見られる。

平成28年熊本地震斜め空中写真_5

写真2.5(撮影番号 DSC9260)


⑤大切畑ダム

熊本県阿蘇郡西原村小森にある灌漑を目的とするため池で、斜面崩壊が見られる。

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真2.6(撮影番号 DSC9458)


⑥熊本城

東十八間櫓や北十八間櫓などが損壊した。

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真2.7(撮影番号 DSC9338)


⑦長陽大橋


長陽大橋周辺に多数の崩壊が確認できる。また、橋梁と道路との間に段差 が生じている。

  

垂直写真  2016年4月15日撮影   

  

2016年4月15日にDMCによる垂直写真撮影を実施し、単写真から画像判読しました。これらの画像から被害の見られる箇所を抽出し、速報として掲載します。

 

 

  図3.1DMC撮影範囲図

DMC空中写真撮影位置図
  図3.2 DMC撮影写真位置図


■DMC撮影写真  2016年4月15日撮影
平成28年熊本地震DMC空中写真_1

写真3.1(撮影番号 C02-0008)


①熊本市東区画図町大字下無田付近

液状化により旧河道が明瞭に見える。(2016年4月15日撮影)

平成28年熊本地震DMC空中写真_2

写真3.2(撮影番号 C03-0016)


②嘉島町大字下六嘉付近

液状化により旧河道が明瞭に見える。(2016年4月15日撮影)

平成28年熊本地震DMC空中写真_3

写真3.3(撮影番号 C03-0028)


③熊本市東区秋津町沼山津付近

液状化、噴砂が確認できる。(2016年4月15日撮影)

平成28年熊本地震DMC空中写真_4

写真3.4(撮影番号 C02-0013)


④嘉島町大字鯰付近

液状化、噴砂が確認できる。(2016年4月15日撮影)


平成28年熊本地震DMC空中写真_5

写真3.5(撮影番号 C02-0021)


⑤益城町大字島田付近

道路の盛土崩壊が見られる。(2016年4月15日撮影)

平成28年熊本地震DMC空中写真_6

写真3.6(撮影番号 C09-0032)


⑥御船町大字田代付近


道路の盛土崩壊が見られる。(2016年4月15日撮影)

平成28年熊本地震DMC空中写真_7

写真3.7(撮影番号 C17-0017)


嘉島町大字井寺付近


画像中央の農地に東西方向に亀裂が確認できる。(2016年4月15日撮影)

平成28年熊本地震DMC空中写真_7

写真3.8(撮影番号 CC3-0035)


益城町


益城町で4月16日の地震(M7.3)後に確認されている布田川断層と見られる亀裂は、4月15日午後時点では確認されていない。(2016年4月15日撮影)

  

 

位置図  2016年4月15日撮影  ※地理院地図(国土地理院)に情報を追加しました
斜め空中写真撮影位置図

図1.1 斜め空中写真撮影位置図



■斜め空中写真  2016年4月15日撮影
平成28年熊本地震斜め空中写真_1

写真1.1(撮影番号 DSC8637)


①町営住宅市ノ後団地周辺の被災状況

平成28年熊本地震斜め空中写真_2

写真1.2(撮影番号 DSC8637-2 中央右側の拡大)


②家屋の被災状況(益城町木山)

平成28年熊本地震斜め空中写真_3

写真1.3(撮影番号 DSC8682)


③河岸段丘の斜面崩壊(益城町寺迫)

平成28年熊本地震斜め空中写真_4

写真1.4(撮影番号 DSC8759 中央右下付近の拡大)


④宅地造成斜面の崩壊と周辺の家屋の被災状況(益城町安永付近)

平成28年熊本地震斜め空中写真_5

写真1.5(撮影番 DSC8751 左上拡大)


⑤写真上方に対して下方に被害家屋が集中(益城町安永付近)

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真1.6(撮影番号 DSC8771)


⑥益城町市街地全体の状況 屋根のブルーシートが点在(写真右端が益城町役場)

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真1.7(撮影番号 DSC8845)


⑦九州自動車道盛土法面の崩壊状況、路面に亀裂がみられる

平成28年熊本地震斜め空中写真_6

写真1.8(撮影番号 DSC8989)


⑧九州新幹線の脱線の状況





■ 本ページについて

このページでは、弊社による自主撮影結果を掲載しております。現在の状況把握や今後の防災対応等の資料としてご活用いただき、現地の復旧にお役に立てれば幸いです。

本ページで紹介している画像は、撮影した斜め空中写真の一部を、サイズを縮小して掲載しています。斜め空中写真のオリジナル画像やデータに関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

 

【お問い合わせ先】

 

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 アジア航測株式会社 経営企画部 

      〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1‐2‐2 新百合トウェンティワン
   TEL:044-969-7290 FAX:044-965-2598

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   TEL:044-969-7549 FAX:044-953-8821
   E-mail:service@ajiko.co.jp

 

■ 当ページ掲載写真の二次利用について

下記の要領で、災害写真の使用許諾申請書をFAX、郵便、または電子メールにてお送りください。
審査のうえ、許可書をお送りいたします。


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  • 使用の際、必ず「撮影:アジア航測(株)」と明記してください。
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※弊社ホームページ掲載画像以外の高解像度データ又は焼増しした写真をご提供する場合は別料金となります。

 

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