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2016/02/18

2016年2月 富士山スラッシュ雪崩の状況

 

2016年2月 富士山スラッシュ雪崩の状況


2016年2月14日、富士山でスラッシュ雪崩が発生しました。
現在まで、人的被害発生の情報はありません。
アジア航測は、大きな被害を生じさせたこともあるスラッシュ雪崩について、2月18日に自主的に写真撮影を行いました。

弊社技術が今後の調査研究や防災にお役に立てれば幸いです。

 
更新日:2016年2月18日    ver 1.00

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今回撮影した写真を見ると、富士山の複数箇所でスラッシュ雪崩や表層雪崩が発生したと考えられます。
発生後に降った雪で一部覆われているものの、雪崩の流動状況などの様子を詳しく見ることができます。

 

スラッシュ雪崩とは、春先や秋の積雪のある時期に、富士山でたびたび発生している現象です。

雪代(ゆきしろ)と呼ばれて、恐れられてきました。
山頂付近で斜面が凍りついている条件下で、雨が降ったときなどには、地中に水が浸み込むことなく、強い表面流が発生します。
流下途中で斜面表層のスコリア等を巻き込みながら、勢いよく流れ下ると考えられます。

2016年2月14日、日本海上を低気圧が発達しながら通過し、富士山周辺は南風が流れ込み大雨となりました。寒冷前線が通過したのは6時頃で、その前に大量の暖かい雨が降ったと考えられます。2月14日9時の700hPa天気図をみると、高度3000m以下は雨と考えられます。

また、国土交通省が設置した赤塚の雨量計によると、2016年2月13日18時~2月14日11時に降雨があったことがわかります。時間雨量は2月14日4時と5時が最大の30mmでした。13日の降り始めからの雨量は、2月14日2時が累積100mm、2月14日6時が累積200mm、2月14日11時が累積246mmでした。

 

ここでは、速報としてその一部の写真を掲載します。

 

  

斜め空中写真撮影位置図  2016年2月18日撮影  
斜め空中写真撮影位置図

図1.1 斜め空中写真撮影位置図

図中の数字は、写真の撮影番号を示します。
左の図をクリックすると拡大表示します。



■斜め空中写真  2016年2月18日撮影
富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_1

写真番号 5806


北方向から吉田口登山道付近を撮影。

正面右端がスバルライン五合目。

左端に宝永山。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_2

写真番号 5786


吉田口六合目付近の拡大。

(安全指導センター付近)

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_3

写真番号 5811


同、吉田口登山道六合目付近の拡大写真。
写真中央下で道路が集まっている付近に安全指導センターがある。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_4

写真番号 5812


同、写真左下方向へ延びている道は滝沢林道。
写真中央右側の谷を道路が横断している箇所は泉滝。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_5

写真番 5797


スバルライン五合目北側から吉田口六合目方向を撮影。
写真右上が山頂方向。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_6

写真番号 5718


北北西方向から撮影。写真下を横断するのが富士スバルライン。
左下がスバルライン五合目駐車場。
表層雪崩やスラッシュフローが複数箇所で発生・流下した状況が見える。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_7

写真番号 5725


北西方向(御庭奥庭付近)から撮影。
写真右側へスラッシュ雪崩が滑沢を流下している。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_8

写真番号 5724


写真番号5725の中央付近の拡大。スラッシュ雪崩が発生した後に、
表層雪崩が発生したと考えられる箇所。雪崩堆積物の表面構造が見える。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_9

写真番号 5800


西側から大沢崩れ付近を撮影。
大沢崩れの谷の中で複数のスラッシュ雪崩や崩壊が発生して、
土砂が谷の中央へ集り、流下したと考えられる。

富士山スラッシュ雪崩 斜め空中写真_10

写真番号 5762


東側から撮影。写真左が宝永山、右が須走口登山道。
北側斜面に比べると、スラッシュ雪崩は高標高部で発生していると考えられる



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