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「平成18年7月豪雨」 長野県土砂災害(2006年7月)

2006年7月豪雨による長野県土砂災害
2006/7/21作成 ver1.0
■ 概 要
■ 辰野町赤羽
■ 岡谷市川岸東2丁目
■ 岡谷市川岸東3丁目
■ 岡谷市湊3丁目
■ 辰野町下町 中央自動車道
■ 箕輪町松島 天竜川決壊
■ 写真位置図

 2006年7月、活発な梅雨前線に伴う豪雨被害が各地で発生しています。2006年7月19日には、長野県岡谷市を中心とした地域で多く斜面崩壊が発生し、土石流・洪水氾濫などの災害が発生しています。
 弊社では、これらの土砂災害の実態を明らかにするために、7月20日に緊急撮影した空中写真を公開いたします。被害状況把握等の資料としてご活用ください。また、この災害によって多数の人命が失われ、現在もまだ、行方不明者の捜索が続いています。このような災害の状況を正確に把握することが防災対策にとって重要と考えております。

・写真について

本ページに掲載した斜め写真や標定図中に示した写真は、すべて約1600万画素のデジタルカメラの撮影によるものです。

・著作権について

本ページで公開している文書および画像の著作権は、すべてアジア航測 株式会社に帰属します。 本ページで得られた情報について許可なく、転載、販売、出版をしないでください。ご利用を希望される方は 「使用許諾申請書」に必要事項を記載の上、申し込みください。

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弊社では、本ページの作成にあたり、細心の注意を払い正確な情報提供を心がけておりますが、 その内容の正確性・妥当性については一切責任を負いません。掲載されている情報の内容が 明らかに間違っている場合は、訂正・削除致しますので上記までご連絡ください。

 

・標定図について

本ページに掲載した空中写真の撮影位置図の背景として、国土地理院発行の1/2.5万地形図を使用しました。使用図幅名は、「諏訪」「辰野」です。また、使用している赤色立体地図画像は、国土地理院の数値地図50m標高から独自の方法で作成したものです。この図にオーバーレイしたGISデータは「財団法人日本地図センター」のJMCマップを使用しました。

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■辰野町赤羽

写真-1 赤羽地区土石流(全景)

 稜線の直下の浅い谷状の急斜面が崩壊、土石流となって流下した。

位置図
流下経路図及び流域界

写真-2 赤羽地区土石流(下流部)

 住宅が土石流の直撃を受け大きな被害が生じた。流木がダム状となり背後に土砂が堆積している。(0625)

位置図

 
■岡谷市川岸東2丁目

写真-4  川岸東2丁目土石流(全景)

 川岸東2丁目地区に達した土石流の流下域全景。中央自動車道の高架下から扇状に氾濫しているようすがわかる。(596)  

位置図
流下経路図及び流域界

写真-5 川岸東2丁目土石流(中流域)

 流域の最遠点付近の表層崩壊を起源として土石流が発生し、発達しながら流下、谷底部の遷緩点付近から氾濫・堆積した。表層崩壊は、写真の左奥に位置するが確認できない。(587)

位置図

写真-6 川岸東2丁目土石流(下流域)

 川岸東2丁目地区に近い下流部の状況。(590)

位置図

■岡谷市川岸東3丁目

写真-7 川岸東3丁目土石流(全景)

 川岸東3丁目地区に達した土石流の流下域全景。斜面最上部で崩壊が発生、谷に沿って発達しながら流下したようすがわかる。(615)



位置図
流下経路図及び流域界

写真-8 川岸東3丁目土石流(中流域)

 中央自動車道横断部。土石流は高架を通過したあと、緩斜面で氾濫している。(608)


   位置図

写真-9 川岸東3丁目土石流(下流域)

 川岸東3丁目地区の土砂氾濫域のようす。(606)


   位置図
■岡谷市湊3丁目

写真-10 湊3丁目土石流(全景)

高速道の高架橋よりも下流の、氾濫堆積域では数多くの人家が被害を受け、一部は流失・全壊といった被害を被っている。堆積物は水分を多く含んでいるように見受けられる。(576)

位置図
流下経路図及び流域界

 

写真-11 湊3丁目土石流(中流域)

下流部では、水分を多く含む土砂が直線状に幅を持って流走したようすがわかる。(579)

位置図

 

写真-12 湊3丁目土石流(崩壊頭部)

湊3丁目集落に達した土石流の源頭部にみられる崩壊。写真では2箇所認められ、いずれも稜線直下の急斜面で発生した表層崩壊と考えられる。(584)

位置図

■辰野町下町 中央自動車道

写真-13 中央自動車辰野PA付近 斜面崩壊

斜面崩壊により中央自動車道へ土砂が流出。斜面の遷急点付近を発生頭部とした表層崩壊と考えられる。(628)

■箕輪町松島 天竜川

写真-14 天竜川堤防侵食状況


 堤防が大きく侵食された上伊那郡箕輪町松島の天竜川右岸部。送電鉄塔の基礎部分が洗堀されている。越流していないので氾濫は生じていない。(649)

位置図

■写真撮影位置概略図



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