● 被災地モニタリングのエリア
被災地モニタリングにより空中写真撮影を実施するエリアは表1及び図1に示した6地区です。撮影候補地は、表1に記載するように、環境に関するいろいろな視点を考慮し、
6地区に絞りました。 今後はこの6地区を軸としながらも、モニタリングの状況、社会的な要請等を踏まえながら撮影計画を検討し、2020年まで継続的なデータ取得を実施して
いきます。
● 空中写真撮影の内容
・ 撮影方法:地上画素寸法10~20cmの空中写真が撮影できる高度からオーバーラップ60%の垂直写真撮影を実施。
垂直写真とする理由は、経年的な変化を定量的にモニタリングしていくため。
・ 撮影期間と回数:2013年~2020年の期間で、年1回の撮影。
・ 撮影時期:梅雨明け~9月あたりまでの時期。
● 2013年8月の撮影状況
2013年の撮影は、8月12日、8月13日、8月15日に実施し、計画していた16コース(撮影枚数386枚)の撮影を完了しました。
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北上川河口付近
2013年8月撮影
北上川河口部は、ヨシ原、河口砂州、池沼など豊かな湿地環境が形成されていたが、津波により消失した。 北上川から長面浦にかけては一部新たな湿地環境が形成されたことから、この河口部のヨシ原、河口砂州の再生状況など湿地環境の変化をモニタリングしていく。
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阿武隈川河口付近
2013年8月撮影
この地域は、平地部の津波被害と沈下により、沿岸部の環境変化が大きい。これらの大きなインパクトを受けた地域の環境遷移をモニタリングしていく。
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名取川河口付近
2013年8月撮影
この地域は、平地部の津波被害と沈下により、沿岸部の環境変化が大きい。これらの大きなインパクトを受けた地域の環境遷移をモニタリングしていく。
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● データの活用について
空中写真撮影による被災地モニタリングは、自社の研究開発を促進させ、その成果を被災地の復興や自然環境保全に活かすことにより、社会に貢献することを目的としています。
モニタリングデータは一般公開し、関連する市町村や都道府県、国の事業、大学や研究機関等における研究にも活用していただくことを考えています。
2020年の東京オリンピック開催まで、海外も含めた多くの方々が、東北の復興や自然再生に期待し、注目されることと思います。
当社は、定期的に撮影したこの空中写真データを 全世界の研究者に無償で提供いたします。
その代わりに、私どものWEBで研究成果を公表させてください。
多くの研究成果をひとつにまとめれば、さまざまな分野、視点からの考察が可能です。
7年間ずっと一緒に日本と被災地の復興・再生を見守り続けましょう。
空中写真データは準備ができしだい、公開いたします。
その際にデータの使用許諾方法等を合わせてご連絡いたします。
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