「平成28年熊本地震」災害状況 第二報(2016年4月)で報告した「2時期レーザ計測比較による地殻変動解析の試み」の対象地域について、現地確認を行いました。

●益城町現地写真(2016年5月1日撮影)

<撮影位置図> 

図1.益城町 差分図の抜粋

図2.津森小学校付近 2016/4/23計測


(a)写真番号 6695


2つの断層交点付近(⑥付近)。

河川護岸構造物が押し上げられて破損している。

(b)写真番号 6691


(a)を対岸(左岸側)から見た様子。

二つの断層により河川構造物が押し上げられた形に
なっている。

(c)写真番号 6690


図1で破線で示された断層。

向かって左側が高くなっている。

(d)写真番号 6687


図1で実線(⑥付近)で示された右横ずれ断層。
杉の字のツクリの形に亀裂が並び(杉の字型雁行)、右横ずれ断層のパターンを示している。

向かって右側が高くなっている。

(e)写真番号 6685


図1⑧付近での実線の断層。
杉の字のツクリの形に亀裂が並び(杉の字型雁行)、右横ずれ断層のパターンを示している。

(f)写真番号 6683


水田に残る稲株の並びが左右に延びる線を境に手前側が左に向こう側が右にずれており、右横ずれ断層であることがわかる。

(h)写真番号 6678


断層が舗装道路を斜めに横断し、道路とガードレールの変形から右横ずれであることがわかる。

(j)写真番号 6702


右横ずれが発生したと考えられる箇所。

(k)写真番号 6700


図1に実線で示されている断層。向かって右側が少し高くなっている。
杉の字のツクリの形に亀裂が並び(杉の字型雁行)、右横ずれ断層のパターンを示している。

(l)写真番号 6701


図1で破線で示されている箇所。この写真だけではわかりづらいが、亀裂がミの字型に雁行配列しており、左横ずれ断層と推定できる。

(o)写真番号 6719


水路護岸が、むこう側が右側にずれている。手前の水路護岸の右岸側(向かって左側)が破損し、水路内に倒壊している。

(p)写真番号 6705


道路わきの植生と植えられた麦が右横ずれしている。

(q)写真番号 6707


断層通過部分の河川護岸(右岸側)が大きく破損している。

(r)写真番号 6708


(q)の対岸。左岸側の道路の破損状況。

(s)写真番号 6710


航空レーザ計測(4/23)で明瞭に表れている断層。
杉の字のツクリの形に亀裂が並び(杉の字型雁行)、右横ずれ断層のパターンを示している。

(t)写真番号 6711


航空レーザ計測(4/23)で明瞭に表れている断層。

杉の字のツクリの形に亀裂が並び(杉の字型雁行)、右横ずれ断層のパターンを示している。

 

 

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