エネルギー

電波伝搬シミュレーションソフト Denpa Pro

無線回線の置局検討および保守をお手伝いいたします


経済活動・社会活動の高度化に伴い、電気通信サービスに対する要望がますます高度化、多様化してきています。そのため無線基地局の増大・同一周波数帯でのサービスの逼迫は避けられない状況であり、無線基地局の新設・サービスエリアの把握などは非常に難しくなってきています。 これらの無線回線設計作業を行うにあたって、従来は無線局間の距離や標高値などの諸情報を地図上で読み取ることをはじめとして、その作業の大半を手作業により行っていたため多大な時間と労力を必要としておりました。 このような問題を解決するために、電波伝搬シミュレーションソフト『 Denpa Pro』(商標登録第5413398号)は、地図と連動した無線基地局の設定、シミュレーション結果の地図上への表示、印刷など、無線回線設計作業を効率よく行うためのシミュレーションシステム群を用意しております。 以下に示した「計算機能」、「表示システム」、「データ」を組み合わせて、お客様の設計用途(固定マイクロ波通信、移動通信)に応じたシステムの提供が可能です。

計算機能

【見通し図作成】 
・送受信局の位置や周波数などを指定することにより、見通し図を作成します。
・距離・方位はもちろん、地形を考慮した伝搬損失値、反射点位置、衛星との離隔などの計算が可能です。
・対流圏散乱損失を計算可能です。 
・日本国内だけでなく、全世界を対象にシミュレーションが可能です。 
・無線基地局と無線ルートをShapefile(Point、PolyLine)で出力可能です。
・建物を考慮したシミュレーションが可能です。 NEW
【サービスエリア図作成】
・基地局位置・回線諸元および計算範囲を指定することにより、サービスエリア図を作成します。
・地図上に受信レベルをコンターまたは色分けによる表示が可能です。
・複数のサービスエリア図を合成することが可能です。
・日本国内だけでなく、全世界を対象にシミュレーションが可能です。
・無線基地局をShapefile(Point)、サービスエリア図をGeoTiffで出力可能です。
・建物を考慮したシミュレーションが可能です。 NEW
【D/U比エリア図作成】 
・ひとつの希望波に対し妨害波を指定することにより、D/U比エリア図を作成します。
・無線基地局をShapefile(Point)、D/U比エリア図をGeoTiffで出力可能です。 
・建物を考慮したシミュレーションが可能です。 NEW
【その他】 
・回線設計計算、サービスエリア・D/U比エリア分析(面積カバー率、世帯カバー率算出など)

表示システム

【地図表示】
・地図の表示を基本とし、サービスエリア図、D/U比エリア図、実測値、無線ルートなどの表示、印刷が可能です。
【表示フォーマット】
・独自フォーマットのほか、Shapefile(Point、MultiPoint、PolyLine)が表示可能です。 

主な使用データ

【標高メッシュデータ】
・日本国内:10mメッシュ(国土地理院公開 基盤地図情報)、50mメッシュ(10mメッシュから作成)
 5mメッシュ(10mメッシュと建物の輪郭および高さを組み合わせて作成) NEW
・世界:30mメッシュ(NASA公開 Shuttle Radar Topography Mission 1 Arc-Second Global)
【地図データ】
・日本国内:電子地形図20万、電子地形図25000(国土地理院発行)

動作環境

OS:Windows 7/8.1/10(64bit版推奨)
メモリ:2GB以上(OS 32bit版3GB、64bit版4GB以上推奨)
CPU:第2世代Corei3以降
HDD :空き530GB以上(日本国内のみのシミュレーションの場合は200GB以上、ファイル圧縮属性を付けて1/2程度)

 


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