航空・計測

航空写真測量の原理

デジタルマッピング、地形図作成の基盤技術


アジア航測の名前が示すように、「航空写真測量」は、会社創設以来の基幹事業であり、航空機から撮影した写真を使用して、広域の地理・地形情報を精密に抽出する技術です。 一般的には、地表の垂直写真を飛行コースに沿って60%~80%ずつ重複させながら撮影した航空写真と地上の位置関係を詳細に求め、写真上での像の違いを立体的にかつ精密に測定することによって正確な3次元計測、地形図作成ができます。 最近はデジタルによるマッピングが主流となり、紙地図への出力だけでなく、GISの基盤地図として大いに利活用されています。

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アジア航測の航空写真測量の特長


1.航空写真撮影
長年にわたり、航空写真測量用の撮影業務を始め、災害等の緊急撮影、また、環境、防災、資源に関わる様々な分野のための撮影を実施し、お客様のニーズにお応えして参りました。その結果、豊富な実績・ノウハウを有しており、目的に応じた適確なご提案が可能です。

2.直接定位測量
以前は絶対位置がわかる標識を用いて外部標定要素(主点の位置と傾き)を求めていましたが、現在は航空機に搭載されたGNSSとIMUによって直接外部標定要素を観測することができます。これにより、基準点設置作業や空中三角測量作業を軽減できるため、工期短縮・価格低減を実現することが可能です。

3.数値図化(デジタルマッピング)
地上との位置関係が明らかになった航空写真をデジタル数値図化機に設定した後、縮尺・情報レベルに応じた図式に基づいて地物の3次元データを取得することができます。このデータは、都市計画図等の地形図として印刷される他、GISデータとして利用されることにより、行政における業務支援に有効活用されています。

4.デジタルオルソフォト(写真地図)
地上との位置関係が明らかになった航空写真を、DEM(Digital Elevation Model)や等高線データに基づいて正射変換することによって、航空写真の地図を作成することができます。この写真地図はラスター形式の地図であり、一般的な地図に慣れていない人でも視覚的にわかり易い特徴があるため、GISなどで非常に有効活用されています。

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活用分野


航空写真測量技術は、主に地方自治体の固定資産や都市計画分野におけるGISデータ構築に活用されています。

現在は、インフラ設備の3D化・長寿命化・リニューアル分野でもこの技術が大いに活用されており、公共団体だけでなく、電力・通信・鉄道等の民間企業でも取り入れられています。
更に、近年の地震や豪雨等の自然災害に対する防災支援として、災害撮影協定を国土交通省様と連携するなどして、「国民が安心して豊な生活を営むことができる社会」に貢献できるように日々精進しています。

新しい分野の開拓として、世界的潮流になっている3D都市モデル分野への対応を始めています。Dense Matchingと言われる手法を用いた自動3Dモデル生成技術、航空レーザやMMS(Mobile Mapping System)で生成した点群データを用いた3Dモデル生成技術の確立を目指しています。


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