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3.11を忘れない!被災地イベント【岩手県宮古市重茂千鶏(ちけい)地区】

6月30日(日)、宮古市重茂千鶏地区にて炊き出しを実施いたしました。

今回は宮古市重茂千鶏(ちけい)地区の仮設住宅を訪問しました。千鶏地区は、宮古市重茂半島の一番海に突き出した場所にあります。
炊出し会場となる仮設住宅は高台にあり、海の眺めがとてもよい場所でした。

この場所にドーム型の集会所があります。これは、みんなが集まれる場所として、立命館大学の学生30人と地元の大工が協力し、2ヶ月かけて作ったものだそうです。
(プロジェクトHP:立命館大学 簡易集会所の建設プロジェクト

 

事前にチラシを配布していたので、続々と時間前に住民の方々が集まってきました。また、近所の別の仮設住宅の方々も駆けつけてくださいました。

今回のメインは、男前厨房の大久保店長が作る盛岡名物「うす焼き」。お好み焼き風の生地を薄く鉄板に引き、紅生姜やネギをパラパラと撒いてソースを塗って食べます。
そして、普段は沖縄料理を手掛ける島乃御台所の田村店長は「ハッシュドポテト」と「サーターアンダギー」を担当しました。
萬の佐々木店長の作るホルモン焼きと焼きそばは、絶妙な味のバランスで地元の方も感動していました。

地元の方々からは「遠くまで来ていただき本当にありがとうございました。」と声をかけていただきました。そして、食材の提供が終わった後も、その場に残ってお話をされてる住民の方々が多くいらっしゃいました。

 

千鶏地区は重茂半島の東端にあり、東北地方太平洋沖地震で津波の襲撃により約300人の住民が孤立したそうです。当時は逃げ場もなく、連絡もできない中、眠れない夜を過ごしたそうです。
宮古市内から遠く離れているため、不便を感じてはいるものの、それでも多くの方がこの場所から離れず仮設住宅で生活をしています。

炊き出しに集まった方々のお話を聞いていると、働き場所がない、住む場所が欲しい、2年が経過した今でも安心して生活できない、と仰っていました。
このようなお話を聞くと、「決して忘れてはいけない」と感じています。

 

【炊出しの様子】

 

千鶏地区から望む太平洋

千鶏地区のドーム型集会所

千鶏地区の仮設住宅

日差しが暑い中準備開始

焼き鳥「味航」も開店

 

焼きそばと焼き鳥がいい香り

提供開始を心待ちにする住民の方々

汗をかきながらの活動でした

 

やはり焼き鳥は大人気

お祭りのような雰囲気でした

恒例の記念写真

 


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