i-Constructionにおける施工に関する技術講習会 2016.10.22開催

技術講習会 2016.9.1開催(芝浦工業大学中川雅史先生)

地域で実践するi-Constructionくまもと



i-Constructionにおける施工に関する技術講習会を開催しました

 

アジア航測では、熊本県を中心とした建設会社様を対象として、「i-Constructionにおける施工に関する技術講習会」(CPDS認定)を開催しました。講習会は、i-Constructionに関する動向や計測技術・3Dモデリング技術のほか、ICT建機によるMG・MC、施工系ソフトウエアの活用によるデータ作成から点群処理の講習のほか、現場での活用ツールなど、施工会社の皆様に役立つ技術紹介を行いました。

日時 :平成28年10月22日(土)13:00-17:30
場所 :くまもと県民交流館パレア10階(熊本県熊本市)
主催 :アジア航測株式会社、有限会社KRエンジニアリング、株式会社宇佐美工業





芝浦工業大学の中川雅史先生をお迎えして技術講習会を開催しました

 

芝浦工業大学の中川雅史先生をお迎えして、「構造物と災害を3D計測する ~土木技術と空間情報技術で何ができて、何ができていないか~」というテーマで技術講習会を開催しました。

日時 :平成28年9月1日(木)15:30-16:50
場所 :アジア航測株式会社新百合ヶ丘本社3Fプレゼンルーム
講師 :芝浦工業大学 准教授 中川雅史先生
テーマ:「構造物と災害を3D計測する ~土木技術と空間情報技術で何ができて、何ができていないか~」

空間情報分野と土木分野全般の間にあるギャップの整理
土木技術にできること、空間情報技術にできることの現実を整理すると、点検の完全性や外業の迅速性といった、どちらの分野でも実現ができていないことが見えてくる。CIMは実現できていないテーマに踏み込み、実現できる領域を拡大していくためのアイデアにあふれている。土木技術、空間情報技術のどちらの分野でも実現できていない「完全性」や「外業の迅速性」を改善する事例として、マイクロドローンの空撮による現地サイトの3D化をとりあげ、現地作業における課題を解決することで、完全性の向上、外業の迅速性の向上が十分に実現できることを示した。

CIMで求められている測量技術
構造物点検の現場で求められている空間情報を切り口とすると、コストを度外視した高精度、高密度レーザー点群データの取得例や、パノラマ画像やウェアラブルセンシング技術による作業の高度化などの例からも分かるように、調査点検手法の高度化・効率化のために空間情報が果たす役割は大きいと考えられる。そのためには三次元点群データの属性情報取得の自動化やモデリングの技術開発が非常に重要な課題であり、研究者と技術者は協力して関連する技術・手法を確立しなければならないことを示した。

おわりに
中川先生はこれからの土木分野において測量技術が果たさなければならない役割と課題を、当社との共同研究の事例も交えながら分かりやすく解説していただきました。質疑でも最新技術に対する興味深い見解から実践的なアドバイスまでいただきました。当社にとっては大変重要なテーマであり、会場は満席で大盛況でした。
中川先生ありがとうございました。





地域で実践するi-Constructionくまもと

 

2016年9月7日、「地域で実践するi-Constructionくまもと」最終回を実施しました。