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1999年2月17日(水)21時49分ごろ、横浜市南区中村町5丁目319-3のマンション「ワコーレ吉野町ガーデン」(7階建て183世帯入居、昭和62年建設)の裏の斜面で崩壊が発生した(1/2,500地形図)。崩壊土砂は、崖とマンションの間の隙間に山をなすように堆積し、マンションの2階付近まで達した。このため、1・2階の20戸が土砂により一部破損し、男子高校生が、割れたガラスで顔や足に軽いけがをした。
崩壊のあった場所は、本牧台地とよばれる標高50mの海岸段丘の西の縁で、崖の上は米軍根岸住宅となっている。崩壊した崖は、モルタルで覆われたほぼ垂直の人工斜面。崩壊した部分は、高さ約30m、幅約60mにわたっており、推定約600立方メートルの土砂がマンションに向かって落ちた。
がけ崩れがあった17日朝には「がけを覆っているコンクリートがひび割れ、膨れ上がっている。がけに幅10センチの亀裂が入り、内側から土がこぼれ落ちている」とのマンション管理者からの通報があった。そのため、午後2時頃、横浜防衛施設局の職員が現場を訪れ、写真を撮った。横浜市によると、昨年秋にも別の部分で土砂崩れがあり、ダンプ車で3、4台分の土砂が崩れ落ちた。
崩壊の発生した斜面は、防衛施設庁が民間の土地所有者から借り上げて米軍に提供し、施設庁が管理していた。国が管理している斜面であるため、神奈川県では、急傾斜地崩壊危険区域の指定は行っていない。
崩壊直後より、防衛施設庁が土砂の取り除き作業を行うとともに、現在応急対策工事を実施中。また、横浜防衛施設局では、4日、今後の恒久対策を行うために、専門家による対策委員会「根岸住宅隣接がけ地崩落対策委員会」*1)を設置し、崩れた原因や長期の安全策の検討を開始した。
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