- モルタルのはがれ落ちた範囲は広いが、きっかけとなった崩壊はそのうちの一部で、南側の斜面の変曲点(尾根部)で発生している。
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- 上総層群中の砂の挟みが、東西走向北傾斜の正断層でずれている。この小断層は不整合面を切っていない。
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- その砂の挟みと不整合面の間の厚いシルト層中には節理が発達する。崩壊部にはこれらの節理のうち、二つの面が大きく露出する。A面とB面はほぼ直交する走向をもつ。
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- 空中写真判読から、おおよそA面はN10E西傾斜65度程度、B面はN70W南傾斜60度程度の面と思われる。これらの2つの面と崩壊前の斜面(やや凸の尾根状の部分)とで構成される、頂部のとれた三角錘を逆さまにしたような楔形ブロックが最初に崩壊したようである。
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- 楔ブロックの下には下部の砂層があり、節理はそこで途絶えた形になっている。崩壊前にはこの砂層との水平な境界面が支えになっていたのであろう。
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- 不整合面より上位の下末吉層以上の地層は、基盤の崩壊に引きずられ、あるいは載った状態で崩壊している。
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(文責:千葉達朗)
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