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「平成23年台風12号 紀伊半島豪雨」災害状況(2011年9月)

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害(紀伊半島)

 平成23年(2011年)台風12号豪雨災害において被災された方々に謹んでお見舞いを申し上げます。
 アジア航測では、この災害に対して、被災地の緊急撮影を実施しております。得られた情報は随時ホームページ上で公開いたします。
 弊社技術が、現地の詳細解明ならびに二次災害の抑制に少しでもお役に立てれば幸いです。

最終更新日:2011年9月28日 ver 1.11

■垂直写真(DMC)  2011年9月7日実施   ※ 画像は今後更新する場合があります。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

図2.1 標定図(北)

左の図をクリックすると、拡大します。
図中の赤丸印は、写真の撮影箇所を示します。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

図2.2 標定図(南)

左の図をクリックすると、拡大します。
図中の赤丸印は、写真の撮影箇所を示します。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.1(撮影番号_Kii_C02-0013)

奈良県天川村九尾ダム上流坪内地区
左右岸の複数個所で斜面崩壊が発生。
特に中央に見える崩壊は面積が広く、崩壊深が深い。
崩壊土砂は天ノ川本川の河道に堆積し、湛水が見られる。現状では越流しており完全には河道は閉塞していない。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害 平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.2(撮影番号_Kii_C05-0013)(左)

写真2.3(撮影番号_Kii_C06-0014)(右)

奈良県五条市大塔町清水地区
右岸の斜面中腹から深い崩壊が発生し、熊野川へ流出。崩土は対岸まで達している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害 平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.4(撮影番号_Kii_C07-0009)(左)

写真2.5(撮影番号_Kii_C07-0011)(右)

奈良県五条市大塔町赤谷地区
赤谷緑地公園上流の右岸側の稜線付近から大規模な崩壊が発生。
赤谷本川へ堆積し河道を閉塞し、上流に湛水が進む。
斜面内には土砂及び流木が残存している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.6(撮影番号_Kii_C07-0016)

奈良県十津川村長殿地区
長殿谷右岸で稜線付近から大規模な崩壊が発生。
崩壊土砂及び流木が長殿谷へ到達。河道を閉塞している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害 平成23年(2011年)台風12号豪雨災害 平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.7(撮影番号_Kii_C07-0020)(左)

写真2.8(撮影番号_Kii_C07-0021)(中)

写真2.9(撮影番号_Kii_C08-0012)(右)

奈良県十津川村沼田原地区
十津川左岸側斜面で崩壊した土砂が、十津川本川の対岸まで達している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.10(撮影番号_Kii_C11-0010)

和歌山県那智勝浦町「那智の滝」付近
世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の日本屈指の「那智の滝」付近では、渓岸が著しく侵食されている。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害 平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真2.11(撮影番号_Kii_C11-0015)(左)

写真2.12(撮影番号_Kii_C12-0013)(右)

那智川右支川上流で発生した崩壊が、那智川本川まで流入し、井関地区まで到達。
支川河道内に大量の土砂が堆積し、県道は埋没。

■斜め写真  2011年9月7日実施   ※ 画像は今後更新する場合があります。
 9月7日に、和歌山県・奈良県を中心とした航空写真撮影を実施しました。
平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

図1.1 撮影地点図

左の図をクリックすると、拡大します。
図中の数字は、写真の撮影番号を示します。
各撮影箇所の拡大位置図は、以下をクリックしてください。
●MGL3493
●MGL3561, MGL3570
●MGL3616
●MGL3625

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真1.1(撮影番号_MGL3493) 8:30撮影

和歌山県那智勝浦町井関地区
那智川右支川上流で発生した崩壊が、土石流となって井関地区に到達した。
支川沿いに県道43号があるが大量の土砂で埋没し、本川付近にも土砂が堆積している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真1.2(撮影番号_MGL3561) 9:16撮影

奈良県野迫川村北俣川右支川
山腹斜面から崩壊した土砂がアジコ谷に流入し、河道を閉塞している。
崩壊土砂の一部は集落へ到達し、北俣川本川の河道を閉塞している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真1.3(撮影番号_MGL3570) 9:22撮影

奈良県五条市大塔町赤谷地区
河道内に大量の不安定土砂及び流木が残存した状態であり、湛水が進行している(9月7日9時時点)。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真1.4(撮影番号_MGL3616) 10:02撮影

奈良県天川村九尾ダム上流坪内地区
天川川右岸山腹斜面の中腹から崩壊。
上流側崩壊と比較して、下流側崩壊のほうが、崩壊面積も広く、崩壊深が深い。
いずれも斜面から流下した土砂が河道に直接流入している。

平成23年(2011年)台風12号豪雨災害

写真1.5(撮影番号_MGL3625) 10:06撮影

奈良県川上村迫地区
吉野川左岸山腹斜面より崩壊が発生し、大量の土砂流木とともに本川へ到達した。
国道169号を横断するように土砂が流下し、国道が分断されている。

関連リンク
平成23年台風第12号 関連ポータルサイト ~二次災害防止・復旧担当者支援のための気象情報など~|気象庁

■更新履歴
・2011/09/28 タイトルに(紀伊半島)を追加
・2011/09/16 写真更新(クリック時にポップアップ・拡大します)
・2011/09/09 斜め写真撮影地点図の更新
・2011/09/08 垂直写真(DMC)掲載
・2011/09/08 斜め写真掲載
・2011/09/08 公開

■本ページについて

 このページでは、弊社による解析・自主撮影結果の一部を紹介いたします。
現在の状況把握や今後の防災対応等の資料としてご活用いただき、現地の復旧にお役に立てれば幸いです。
本ページで紹介した画像は、サイズの関係で縮小しています。オリジナル画像やデータに関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

■お問合せ先
 アジア航測株式会社 営業統括部(災害写真担当)

 〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合トウェンティワン
  FAX:044-951-3259
  E-mail:service@ajiko.co.jp


 
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